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同じ年収でも「手取り」で得する、本業と副業のスゴい合わせ技

11/9(金) 15:55配信

bizSPA!フレッシュ

 副業のメリットとして真っ先に思い浮かぶのは収入の増加です。

 本業が多忙であっても、それに応じて十分に給与が増えていれば、収入面に不満はないはずです。

 しかし昨今、副業が話題に上がるということは、実際には、本業が稼げないものになっているからではないでしょうか。そこで、今回は、本業の昇給・手取り傾向を中心に副業の是非について取扱いたいと思います。

長年本業に貢献していれば見返りが返ってくる?

 かつての日本の企業は年功序列であり、その制度は薄れてきていると言われていますが、それは読者の皆様の実感と一致するものでしょうか。

 これまで大手からベンチャー企業まで幅広い企業のコンサルティングや顧問を担当させていただいている私の印象としては、企業の歴史が長く、規模も大きい企業ほど、まだまだその風習は暗黙の了解として残っているような気がします(私は必ずしも年功序列自体をネガティブな制度と捉えているわけではなく、経験則が企業業績に直結する職業については合理的だと思っています)。

 それでは、実際に勤続年数に応じて、所得は増えているのでしょうか。新卒の給与を1.0とした場合、勤続年数に応じてそれが何倍になったかデータ上で比較して見ると、1970年代では勤続30年以上で、約2.3倍まで増加しています。

 しかし、2017年時点では、1.8倍程度までしか伸びていません。従って、勤続年数の長さは所得増加に影響するものの、昔ほどリターンは見込めない傾向となっています。

本業の業績に貢献すれば所得は増えるか

 また、企業の業績と給与の関係を見てみると、企業の利益は約20年間で3倍程度に増加しているものの、給与は逆に合計で10%減少しています。

 これは企業のグローバル化が進み、海外で稼ぐ利益割合が増えた結果、グローバル進出するための投資資金の温存や、海外利益を国内の従業員へ還元しづらいという背景があります。

 海外で稼いだ利益を日本へ送金するためには、税務リスクをクリアしなければならず、親会社の従業員への直接還元にはハードルがあるのです。

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