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「えっ、捕手の年俸安すぎ……?」プロ野球のポジション格差を大調査。

11/9(金) 7:01配信

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 人は結局のところ、他人のお金の話が大好きなんじゃないか。

 「何をいきなり身もふたもないこと書いてんだ」との声をもらうことは承知である。

【動画】何度でも見たい甲斐キャノン。

 でもネットニュースで「27歳外資系社員 年収1000万円でも生活苦」なんて見出しがあったら、うっかりクリックしてしまう。なんて心当たりはないだろうか。

 スポーツでもそうだ。

 契約更改は、野球ファンのオフシーズンのお楽しみの1つだ。来季に向けた選手たちの年俸が発表される。ただそれだけのことだが、ストーブリーグの恒例行事となっている。

 どこで用意したんだ? という大きなハンコを抱えて笑顔の若手が「高卒3年目、史上最速1億円到達!」とか、渋い表情をしたベテランが「野球協約の制限超える75%ダウン」といった感じで大きく報じられる。

 その辺り、オフシーズンでも野球からの興味を失わせないシステムが確立しているんだな、と思う。一方で、よく考えれば人の給料が上がった下がったという話を楽しんでいるのは、野次馬根性だと言われれば否定できない。

 その推定年俸、選手に対する評価が年俸という形に出る……というが、選手名鑑を見ていると「あれっ、この選手ってこのくらいの年俸なの?」と思ったりする。「そういえばポジションによっての年俸格差」はあるんだろうか。そんな素朴な疑問がわいてきた。

 そこで2018年開幕時点の各チームで、投手は先発とリリーフ、野手は捕手・内野手・外野手の今季最高年俸を調べてみた(※参照元はサンケイスポーツの2018年度の契約更改などで、出来高は除く。年齢は開幕時)。

先発とリリーフの年俸は……。

 <先発>
広島:ジョンソン(3億4500万円/33歳)
ヤクルト:ブキャナン(1億4000万円/28歳)
巨人:菅野智之(4億5000万円/28歳)
DeNA:ウィーランド(1億3000万円/28歳)
中日:ジー(1億2000万円/31歳)
阪神:メッセンジャー(3億5000万円/36歳)
西武:菊池雄星(2億4000万円/26歳)
ソフトバンク:和田毅&攝津正(ともに4億円/37歳、35歳)
日本ハム:マルティネス(2億円/27歳)
オリックス:金子千尋(5億円/34歳)
ロッテ:涌井秀章(2億円/31歳)
楽天:岸孝之(3億円/33歳)
平均:2億8125万円(以下すべて、端数切捨て)

 <リリーフ>
広島:中崎翔太(1億1500万円/25歳)
ヤクルト:ハフ(1億4700万円/33歳)
巨人:マシソン(3億5500万円/34歳)
DeNA:山崎康晃(1億5000万円/25歳)
中日:田島慎二(1億1000万円/28歳)
阪神:藤川球児(2億円/37歳)
西武:カスティーヨ(1億260万円/29歳)
ソフトバンク:五十嵐亮太(3億6000万円/38歳)
日本ハム:宮西尚生(1億5000万円/32歳)
オリックス:増井浩俊(3億円/33歳)
ロッテ:益田直也(1億1000万円/28歳)
楽天:松井裕樹(1億4000万円/22歳)
平均:1億8663万円

 先発>クローザー>中継ぎ、という序列があるように感じる。主な仕事場が9回ではないリリーフは藤川、宮西、五十嵐、益田ら。ただ彼らはそれぞれタイトルホルダーだったり、何年間も実績を残して、この年俸を手に入れたはず。契約更改で「中継ぎは評価されにくい」なんてコメントを見ることもあるが、やはりそれは実感なのだろう。

 ちなみに今オフ、ソフトバンクは攝津と五十嵐の2人に戦力外通告した。コストカットとはいえ、プロの世界の非情さを感じる。

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最終更新:11/19(月) 12:05
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