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[日本車LEGEND] 昭和~平成を駆け抜けた国産名車たち〈その4〉昭和57~59年(1982~1984)空冷から水冷へ

11/10(土) 19:19配信

WEBヤングマシン

日本が生んだ伝説の名車たちを紹介する新シリーズ。国産市販バイクが世界の頂点に上り詰めた昭和44年(1969年)から現代に至る50年の間に登場した“エポックメイキングなロードスポーツ“をテーマににお届けする。本稿は、昭和57~59年(1982~1984)“空冷から水冷へ“編。

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空冷最速決戦は1100ccでピークを迎え、水冷+カウリングの時代へ

’80年代の名車といってイメージしやすいのはこの年代だろう。カタナ、ニンジャ、センヒャクアールなどの合言葉は、同時代を過ごしたバイクブーマーたちにとって特別な響きを持っている。世界一のバイクを作るという日本メーカーの目標が果たされたのち、さらなる高性能競争に突入していって’80年代中盤を迎える頃、空冷エンジンでの性能追求に見切りをつけた4メーカーは、次の一手を矢継ぎ早に打っていくことになる。そうして生まれたニンジャのエンジンは、つい最近まで生き残っていたし、ホンダがこの頃に開発したV4エンジンは今でもホンダのレーシングエンジンの代名詞になっている。昭和57年は映画「セーラー服と機関銃」などがヒット。大長編ドラえもんは「のび太の大魔境」だった。昭和59年には国内初の衛星放送がはじまっている。

衝撃のデザイン革命:GSX1100S KATANA

’80年のケルンショーで披露された1台の試作車が世界を驚愕させた。日本刀や武士道をイメージした先鋭的なGSX1100Sカタナは「ケルンの衝撃」と呼ばれるインパクトを与えたのだ。その後1年足らずで、プロトタイプに忠実な市販版が登場。瞬く間に大ヒットを飛ばした。デザインを担当したのは、BMWから独立したデザイナー、ハンス・ムートらが所属するターゲットデザイン社。外装はデザインのみならず空力性能をも追求しており、当時最強クラスとなる111psのハイパワーと相まって、“世界最速“の称号を得た。心臓は、SX1100Eベースの空冷直4。これを鉄ダブルクレードル+アルミスイングアームの車体に搭載する。

【SUZUKI GSX1100S KATANA 昭和57(1982)年】主要諸元■空冷4スト並列4 気筒DOHC4バルブ 1074cc 111ps/8500rpm 9.8kg-m/6500rpm■232kg(乾)■F=3.50V19 R=4.50V17 ※諸元は1981年

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最終更新:11/10(土) 19:19
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