2018年10月のインターモトショーで衝撃のデビューを果たした2019新型KATANA(カタナ)が、11月のミラノショーに再び出品された。今度は、ブラックの新色とカスタム仕様が目玉となる。
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欧州では2019年の春に発売が予定されている新型KATANA(カタナ)のカスタム仕様が早くもお目見えした。前回の独インターモトショーではSTDのみの展示で、続くパリショーで純正オプションによるカスタム仕様が登場したが、今回は社外品によるさらに一歩進んだカスタム提案となる。セパレートハンドルやステップバー、フェンダーレスキットなどで、いずれのパーツも参考出品ながらフィット感は上々。特にハンドルについては、セパハン化が実施された例としては初となり、その仕上がりが注目されるところだ。
ミラノショーで初登場した新色のブラックにイタリアのカスタムブランド「rizoma(リゾマ)」製パーツを多数装着している。一番の見どころはハンドルだ。
トップブリッジを交換せずにパイプハンドルのクランプ部分に装着できるセパレートハンドルを装着。フロントフォークにクランプするタイプではないが、これでもハンドル高は抑えられる。リゾマの試作品だ。
リゾマのセパハンが装着された新型カタナに跨った印象は、グリップ位置がノーマルと比べて拳1個分以上前に出て、拳1個下がっているという感じだった。このまま製品化されるとは限らないが、絞り角はほとんどなく、垂れ角はややついているかなという印象で、少々独特なポジションと言っていい。前に出て(=遠くなって)低くなった一文字ハンドルのような感じ、と言えば伝わりやすいだろうか。スポーティに走るなら前荷重がかけやすそうなのと、シートが多少前傾しているのでノーマルのバーハンドルよりもバランスがいい面もありそうだ。※テスター:本誌「ヨ」
左列がノーマルで右列がリゾマのセパハン&ステップが装着されたカスタムのライディングポジション。上段のコンパニオンさんの腕も前に伸びていることから上半身の姿勢が前傾気味になることがわかる。
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