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PGAツアーへの新たな道を切り開いた、新鋭・小斉平優和の挑戦

11/13(火) 8:21配信

webスポルティーバ

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 20歳の新鋭・小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)が、PGAツアー・チャイナシリーズ(PGAツアーの3部ツアー)で賞金ランキング4位となって、PGAツアーの下部ツアーとなるウェブ・ドット・コムツアーの来季の出場権を獲得した。

【写真】賞金シードを争う、女子プロたち

 このPGAツアー・チャイナシリーズは、PGAツアーが掲げる”世界ツアー戦略”の一環。前コミッショナーのティム・フィンチェム氏の時代から目指してきた「ゴルフのグローバル化」は、現コミッショナーのジェイ・モナハン氏にもしっかりと引き継がれていて、同シリーズは「(PGAツアーは)アメリカ一極集中ではなく、そこを目指す選手たちが世界中から集まれるツアーにする」という構想のひとつで、事は着々と進んでいるようだ。

 PGAツアーを頂点とし、その2部的な役割として1990年に下部ツアーのウェブ・ドット・コムツアーがスタート。同ツアーは年間27大会(2019年)が開催され、PGAツアーへの登竜門として、その存在は広く知られるようになった。

 PGAツアー参戦には、松山英樹や石川遼のように、メジャー大会やWGC(世界選手権シリーズ)で上位に入ってスペシャル・テンポラリーメンバー(特別一時会員)となり、そこからツアーカードを得ることもできるが、そうした”エリート街道”を進むことができる選手は稀(まれ)だ。

 PGAが、下部ツアーでツアープレーヤーとしての経験を積むことを推奨し、最終予選会(QT=クォリファイングトーナメント)から直接PGAツアーの出場権を得られる道を廃止した2013年以降は、いわゆる2部のウェブ・ドット・コムツアーを経由することが一般的。同ツアーで結果を残して、やっとPGAツアーへの道が開かれる。

 そして、そのウェブ・ドット・コムツアーへの道として、数年前に設立されたのが3部ツアー。先述のチャイナシリーズ、カナダのマッケンジーツアー、南米のPGAツアー・ラテンアメリカがそれに当たり、世界中からPGAツアーを目指す筋道が確立されている。

 これら3つのツアーからは、年間の賞金ランキング上位5名がそれぞれ、翌年のウェブ・ドット・コムツアーのツアーメンバーとして迎えられる。そのうち、ランキング1位の選手にはフルシード権が与えられ、同2位から5位までの4選手には一定数の試合出場が認められる。

 また、同ランキング6位から10位の選手には、年末に開催される最終予選会への出場権が与えられる(今年の最終予選会は12月6日~9日にアリゾナ州で開催される)。

 さて、冒頭で触れた2018年のチャイナシリーズは、計14大会が行なわれた。小斉平はそのすべての試合に参戦し、最高位は7月のヤイタイ選手権と10月のズバイ選手権での2位。7度のトップ10入りを果たし、ワースト順位が33位という安定した成績を残した。その結果、73万2832人民元、日本円にしておよそ1200万円を獲得した。

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