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6人に1人!日本の「糖尿病の常識」は大間違い

11/14(水) 7:30配信

東洋経済オンライン

今日11月14日は「世界糖尿病デー」。日本の糖尿病の有病者は約1000万人、予備群は約1000万人、合わせて約2000万人の「国民病」ともいうべき状況になっている。日本の糖尿病治療の問題点について、『男・50代からの糖質制限』の著者・江部康二医師が語る。

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■糖質制限食は13年の長期トレンドで普及

私は2005年に、日本初の糖質制限食に関する著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』を刊行しました(2014年に『主食を抜けば糖尿病は良くなる! 新版』としてリニューアル)。13年前、あの本を読んだ方のほとんどが、「米やパンを食べないなんて食事じゃない」と言っていたものです。日本糖尿病学会の重鎮の学者や専門医たちも、こぞって反対していました。

それが今では、多くの糖尿病患者にとって糖質制限食は常識になっています。糖尿病でない人たちにも「糖質オフはダイエットによい」ということが広く知られています。ちまたには糖質オフ食品があふれるなど、食産業にも大きな影響を与えました(「急拡大する『糖質制限』市場が日本を救う!」)。もはや糖質制限食は、日本の「食」そのものを大きく変えるメガトレンドになっているのです。

それでもいまだに、ほかのダイエット法や健康法のような1つの「ブーム」と位置づけたがる人がいます。しかし、13年間にわたって着実に普及してきたわけで、ブームの域をとっくに超えています。糖質制限食の考え方がシンプルな真実だからこそ、これほどの大きな流れになったと考えています。糖質制限の正しさを裏づける世界的な研究が次々と発表されていますが(「糖質制限論争に幕? 一流医学誌に衝撃論文」)、この流れは今後ますます加速していくでしょう。

もっとも、まだ少し誤解があるようで、ときどき、糖質制限食の有効性と安全性について根拠のない反論をする人がテレビや雑誌などに登場します(「エビデンスなき糖質制限論争は意味がない」)。けれど、そうした反論をしている人は、かつてのような糖尿病学会の重鎮ではありません。ほとんどが糖尿病を専門としていない不勉強な人ばかりです。

 私としては、「ああ、ここまできたな」と隔世の感があります。

■糖質制限食を正式に認めたアメリカ糖尿病学会

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