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大谷翔平メジャー新人王は、二刀流成功と言えるのか? 江本孟紀「彼は良い判断をした」〈dot.〉

11/16(金) 8:00配信

AERA dot.

 メジャーリーグのア・リーグ新人王に、エンゼルスの大谷翔平(エンゼルス)が選ばれた。打者として打率.285、22本塁打、61打点、投手としては10試合に登板して4勝2敗、防御率3.31の成績だった。日本人の新人王獲得は、2001年のイチロー以来17年ぶり4人目となる。

【写真】甲子園で力投する高校生時代の大谷翔平

 大谷の新人王獲得について、日本のメディアは快挙として取り上げている。一方、投打二刀流については現在でも賛否両論があり、特にプロ野球経験者からは批判的な意見が多い。その一人が、プロ野球評論家の江本孟紀氏だ。

 米国での二刀流挑戦の初シーズンを終えて、大谷の残した結果をどう見ているのか。江本氏に聞いた。

* * *
──大谷が新人王を獲得したことで、「メジャーで二刀流が通用することが証明された」といった報道が相次いでいます。

 話題が欲しいメディアが「二刀流が認められた」と騒いでいるだけ。私にとって新人王をとったことは、たいして興味もないことです。

──新人王の投票では、大谷が圧倒的な票差で1位になりました。

 たしかに、大谷がピッチャーとバッターの両方でメジャーで通用するということは証明されました。それだけのことです。当初の予想通り、1シーズンを通じての成績は中途半端なもので、これで「二刀流が成功した」とはとても言えません。

 22本塁打を打ったものの、休みながら試合に出ているので、打席数は367で規定打席(503打席)に到達していません。20本塁打を打つ選手ならメジャーにはたくさんいます。ましてや、ピッチャーとしては4勝だけ。これで「二刀流」と称賛されるなら、他にもできる選手はいるでしょう。

──二刀流の問題は、どこにあるのでしょうか。

 ケガと故障のリスクです。プロ野球選手は、ケガなくシーズンを乗り切るために厳しいトレーニングをする。それをピッチャーとバッターの両方をやるから、どうしても中途半端になってしまう。そもそも使う筋肉が違いますから。

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最終更新:11/16(金) 10:00
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