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中国製戦闘機を買うメリットとは

11/16(金) 0:02配信

Japan In-depth

【まとめ】

・空自が検討している新戦闘機案は性能、納期、価格の問題を抱える。

・F-35増勢を選択しても高価格により数は揃わない。戦闘機数は減少し対中軍事力比率は悪化。

・JF-17(中巴共同開発)のような低価格機を併用すべきである。

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=42833でお読みください。】



空自の新戦闘機選定が迷走している。F-2、F-15後継機選定について国産開発、共同開発か、導入中にあるF-35への置き換えのいずれにも決めかねている。

だが、どれを選択しても戦闘機戦力は縮減する。鉄板なF-35を選んでも価格から調達数は確保できない。戦闘機戦力は350機から200機に減る。当然ながら戦闘機数での対中戦力比も大幅悪化する。

では、どうすればよいか?

安価な戦闘機を併用導入すべきである。例えば中国製JF-17だ。それをF-35と並行して導入し使い分けることだ。

■ 新戦闘機はいずれも穴がある

新戦闘機案はいずれも穴がある。これは性能、納期、価格でみれば理解しやすい。

純国産開発は最悪だ。性能、納期、価格と全てが不出来となる。これは先例が示すとおりだ。例えばF-2戦闘機はコピー元のF-16と同性能ながら納期は遅延、価格は倍以上になった。偵察ヘリOH-1や輸送機C-2でも失態を繰り返した。

共同開発もあまり改善しない。海外企業と組むため性能は満たせる。だが納期と価格は解決しない。航空機開発は遅延と価格上昇は常識だ。

F-35増勢は現実的だが価格問題を解決し得ない。日本における調達単価は概ね150億円前後である。これはF-2、F-15の1.5倍だ。

■ 対中バランスが悪化する

価格はどうしても解決し難い。そういうことだ。

結果、何が起きるか?

戦闘機戦力が急縮減する。現状はF-4、F-15、F-2合計で約350機である。日本はその調達に累計3.1兆円を投入した。だがF-35はいずれの機体よりも高い。同一予算規模では200機しか買えない。

これは中国との対峙にとって不都合である。

戦闘機比率は現状で3対1である。数え方次第だが中国海空軍は実用戦闘機を約1000機弱保有する。対してF-4を除外した日本戦闘機数は約300機である。それが5対1に悪化する。F-35導入でも日本戦闘機数は200機になる。国産開発や共同開発はさらに悪化する。

これは防衛力整備での問題となる。主眼としている対中バランシングが破綻するためだ。

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最終更新:11/16(金) 0:02
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