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申ジエは「最後まで諦めない」。前人未到の日米韓3ツアー制覇なるか

11/16(金) 6:40配信

webスポルティーバ

 53勝――。この数字は、現在日本女子ツアーを主戦場としている韓国人プロゴルファーの申ジエが、韓国、アメリカ、日本、欧州などのツアーで積み重ねてきた通算優勝回数である。

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 安定感抜群のゴルフで、かつて世界ランキング1位の座にも就いたその強さは、30歳となった今なお健在。今季日本ツアーでも3勝を挙げて、賞金ランキング2位につけている。

 2006年~2008年まで、3年連続で韓国女子ツアーの賞金女王となった申ジエ。2008年には日本ツアーのトーナメントでも勝利を収めると、全英リコー女子オープンも制して海外メジャーの栄冠まで手にした。

 そして2009年、満を持して米女子ツアーに参戦。ツアー3勝を飾って、世界最高峰のツアーでいきなり賞金女王に輝いた。翌2010年には世界ランキングのトップに立って、米ツアーでは2013年までに通算10勝を挙げた。

 その後、2014年からは日本に戦いの場を移した。そこでも勝利を重ね、これまでに同ツアーで通算19勝を挙げている。

 地元の韓国ツアー、世界トップの米ツアーでも頂点に立ち、海外メジャーも2勝している。プロゴルファーとして、その輝かしい実績は申し分ない。だが、そんな申ジエにもひとつだけ、手が届きそうでつかめていないものがある。

 それは、日本ツアーにおける賞金女王の称号だ。

 ただ逆に言えば、日米韓3ツアーのすべてで賞金女王となった選手がいまだかつて存在しないなか、申ジエはその快挙達成に、もっとも近い選手と言える。

 そして彼女は、今シーズンの開幕前に「今年こそ、賞金女王を狙います」と公言していた。

 日本に来てからは、「楽しくゴルフができる」ことに満足していた。本格参戦した2014年以降、毎年賞金ランキングトップ5入りを果たし、それだけの結果を残すことで充実感も十分に得ていた。

 しかし今年は、「一番になる」と公言することで、自らを奮い立たせていた。メディア対応においては、いつも穏やかな口調で、感情をあまり表に出すことはないが、今季はいつになく、賞金女王にこだわっていたように思う。

 実際、シーズン序盤から鈴木愛、アン・ソンジュらと熾烈な賞金女王争いを展開してきた。そして、9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を圧勝し、5月のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップに続いて、国内メジャー今季2勝目を飾ると、賞金ランキングのトップに浮上。悲願達成への現実味が増し、一段と気持ちのこもったプレーを見せるようになった。

 ところが、ライバルのアン・ソンジュが猛追。高額賞金大会のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースを制し、賞金女王争いにおいて、頭ひとつ抜け出した。

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