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腕を磨いて良さに気づいた991型911 GT3 ──【連載】 ベスト・ポルシェはコレだ! 第2回 大谷達也編

11/16(金) 20:33配信

GQ JAPAN

ポルシェの第1号車が誕生したのは1948年。ゆえに、2018年は70周年目の節目の年だった。さらば世のポルシェ乗りに尋ねん、あなたにとってのベスト・ポルシェは?と。題して「マイ・ベスト・ポルシェ」なる連載の第2回は、モータージャーナリスト・大谷達也の登場だ。果たして、やっぱり「最新が最善」なのか?

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スキルを磨き、理解した911の魅力

「マイ・ナンバーワン・ポルシェは?」と、訊ねられて「素の911かケイマン、ギアボックスはマニュアル!」と、即答していたのは、数年前までの私。

「では、いまは?」と、問われたら「やっぱり911 GT3かな?」と、アタマのひとつも掻きながら答えそうな気がする。

なぜ、私の答えは極端に変化したのか? それを説明しようとすると、この数年間に私自身に起きた変化と、「スポーツカーの銀河系」ともたとえられるポルシェの多様性について説明しないわけにはいかなくなる。

先に、自分のことを話そう。

ほんの10年前まで、スーパースポーツカーの能力を引き出すような走りなど私にはできなかった。たまに路上を走らせても、“おっかなビックリ”で、タイヤの限界に迫るなんて到底できなかった。

それがこの10年間で、さまざまなスーパースポーツカーに、さまざまな場所で試乗する機会を得て、まがりなりにも限界に近い世界を体験できるようになった。

正直、プロのレーシングドライバーに比べれば、私のスキルなど赤子も同然である。それでも、限られた環境下であれば、いくつかの方法でタイヤを滑らせたりカウンターステアを当てられたりするようになった。これが、数年前の私といまの私との、決定的な違いである。

いっぽうのポルシェを「スポーツカーの銀河系」と、私はたとえた。マカンやカイエンなどSUVまであるポルシェの現行ラインナップで、スポーツカーといえば、やはり911、718ケイマン、718ボクスターの3モデルにトドメを刺す。

しかし、ひとくちに911といっても、その世界観は恐ろしく幅広い。たとえばフェラーリ 488もしくはランボルギーニ ウラカンと聞けば、その走りの方向性からオーナーのライフスタイルまでなんとなく想像出来るが、911の場合、あまりに漠然としすぎていて、具体的なものがなにも見えてこない。なぜなら、同じ911でも911カレラと911 GT3では世界観が大きく異なるからだ。

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最終更新:11/16(金) 20:33
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