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奨学金を借りてまで“Fラン大学”を卒業した若者。後悔はあるか?

11/16(金) 15:57配信

bizSPA!フレッシュ

 数多ある日本の大学。

 最近では学生時代に借りた奨学金が返済できず、自己破産に陥ってしまう問題が深刻化していますが、いわゆる「Fラン大学」を卒業した人たちの中にも当然、奨学金を借りて通っていた人がいます。

「Fランク大学」、通称「Fラン」の定義は様々ですが、主に「偏差値35以下」のところがそう呼ばれているよう。偏差値の低い大学に「借金」をしてまで行く必要が果たしてあったのでしょうか? 卒業生たちの本音を聞いてみました。

偏差値が35の大学に入学「あの頃の僕を殴りたい」

「なぜあの大学に入ったのか。18歳の頃の僕を殴りたいですね」

 こう話す山上太一さん(26歳・仮名)は、2015年に首都圏の大学を卒業。彼が専攻した学部は偏差値が35という、定義上ではFランクに該当するものです。

 日本学生支援機構から有利子の奨学金を月5万円借りていました。借りたのは在学中の1年間だけだったので計60万円程度ですが、後悔がつきまとうと言います。

「海外の人と関わる仕事に魅力を感じていたので、交換留学を行っていて留学生と交流できることをウリにしていた大学に入りました。ですが、理想のキャンパスライフとは程遠かったですね。

 スポーツにも力を入れていたので留学生よりも特待生で入学してる日本人学生が多かったです。スポーツ一筋の彼らの中で、勉強をしてる人はほとんどいませんでした。そういう人たちの多くはキャンパス内の喫煙所でたむろしていて、“The・田舎のヤンキー感”が丸出しで見苦しかったです」

授業に出る学生はほとんどいなかった

 さらに他の学生たちについても山上さんは「『今日六本木のクラブ行かね?』『クラブのVIPで飲んだ』とか、背伸び丸出しの発言をしてて。都会で遊ぶ大学生に張り合おうとしてる姿が、痛々しかったですね」と振り返ります。さらに授業に取り組む姿勢もひどかったとか。

「今は知りませんが、僕がいたときは学生証を専用の端末にかざして出席を取るという仕組みだったので、友達に自分の学生証さえ渡せば何をしてても出席扱いになります。そのためか、ほとんど人がいない講義もザラにありましたよ。

 他の大学のことは知りませんが、まあ、偏差値30レベルの大学では珍しい光景ではないと思います。僕は高校時代あまり勉強しなかったのですが、『大東亜帝国レベル』の学校には頑張れば行けたので、自分の将来をもっと考えるべきでした」

 ※大東亜帝国=大東文化、東海、亜細亜、帝京、国士舘の各大学

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