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日本のキャッシュレス化が残念な3つの理由

11/16(金) 6:20配信

東洋経済オンライン

 海外旅行に1度でも行けばわかりますが、現地通貨をキャッシュで扱うのは本当に不便です。まず、行き帰りの両替に始まり、お札や小銭の単位や絵柄に慣れていないこともあり、レジで支払いをするときには見つけにくいものです。そもそも、ジャラジャラと小銭を扱うのが煩わしいものです。

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 ですから、海外からの観光客が、現金を使わずに済むようにするのも、観光立国を目指していく日本にとって当然避けては通れない道でしょう。

■ついに東京にもできた「現金お断り店」の実態は? 

 しかし、現状、日本でキャッシュレスといえば、多くの人にとってコンビニや大手チェーンのレジで店員さんを介して、Suicaなど交通系カードやスマホで決済する程度です。中国では街の露店でも、ウィーチャットペイなどでQRコードによる決済ができることがもはや当たり前です。そうした中国などに比べると、日本はまだまだ「現金決済」する人が多く、キャッシュレス後進国と言えます。

 そこで、先日、日本でのキャッシュレスの現状をもっとよく知るため、決済の新しい取り組みをしている東京の店舗(現金お断り店舗と、自分のスマホでバーコードを読み込み、決済を終わらせる店舗)を見てきました。

 ファミレスのロイヤルホストで知られるロイヤルホールディングスは、昨年11月「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店(東京都中央区)」のオープンに続き、今年10月には傘下のテン コーポレーションが、「大江戸てんや 浅草雷門店(東京都台東区)」をオープンしました。2店舗とも「現金が使えない」実験的な店舗です。この2店舗で、お客さんの様子を観察してきました。

 「GATHERING TABLE PANTRY」は、ソフトドリンクやアルコールのほか、お酒にも合うカプレーゼやプロシュート、肉の煮込み料理などが楽しめるお店です。馬喰町はビジネスで訪れる人が多い立地ということもあってか、訪れた日はそれほど混み合っていませんでした。パソコンで作業をしながら食事を楽しんでいる人もいたりと、カフェ感覚で利用している人もいるようです。ほかにも、電子決済での支払いを体験する目的で来店しているような人がいました。

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