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相撲編集部が選ぶ 九州場所7日目の一番

11/17(土) 23:19配信

ベースボール・マガジン社WEB

竜電(寄り切り)高安

 自己最高位の西前頭3枚目まで躍進した竜電。初めての上位総当たりとなった今場所は、さすがに家賃が高く、1勝5敗と苦戦していた。

 この日、対戦する高安は同じ二所ノ関一門の大関。普段から目をかけてもらい、巡業などで稽古をつけてもらっている。勝って恩返しをしたいところだ。

 軍配が返り、両者が激しくぶつかり合う。高安のカチ上げに威力がなく、すぐに右上手、横ミツのいいところを取った竜電。高安は左半身の守りの体勢で我慢。竜電が圧力をかけるが高安は動かない。

 高安としては相手が疲れるまで辛抱するしかなかったが、腰痛持ちだけに我慢できず強引な左下手投げ。これで竜電の重心がさらに下がり、頭をつけられ左前ミツも許してしまった。絶体絶命の体勢でも粘った高安だが、1分59秒、ついに力尽きて土俵を割った。

 全勝だった貴景勝が敗れており、勝てば1敗でトップグループに入る高安だったが、敗れて支度部屋では無言。

 ケガで回り道をした竜電は大関初挑戦で勝利し、「(辞めずに)やってきてよかった」と涙を流して喜んでいた。

文=山口亜土

相撲編集部

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