ここから本文です

フィフィ、外国人労働者受け入れ拡大に「受け皿が不十分! 慎重になるべき」

11/17(土) 22:30配信

週刊女性PRIME

【タイムリー連載・フィフィ姐さんの言いたい放題】政府が来月10日までに成立させる方針の、外国人労働者の受け入れ拡大向けた出入国管理法(入管法)改正案。来年度からの5年間で、最大34万人あまりを受け入れるとした業種別見込み数を明示。政府は外国人労働者の大量受け入れを労働力不足に対応するためとしているが、現時点では受け入れに慎重になるべきだとフィフィは警告する。

 ☆ ☆ ☆

 外国人労働者の大量受け入れ問題。私はこれに関しては慎重派です。率直に言うと“まだ”早いと思っているんです。

 その理由は大きくふたつあって、制度として政府側の受け入れ対策が不十分だから、そして、共生するうえで日本人の外国人に対する知識や理解が追いついていないから。

政府の対策が不完全

 まず、政府の対策だけど、これは明らかに整っていない。

 外国人労働者の受け入れはいまに始まったことではなく、私も2012年あたりからTwitterで色々つぶやいてきたけど、この6年間で制度がきちんと整ってきたとは思えません。

 今回も、十分な議論をせずに政府が強引に推し進めている印象があります。

 たとえば、マレーシアの人は堅実に働く人が多いこともあって、介護の分野では積極的に採用されていますが、彼らの多くはイスラム教ですよね。

 労働力と言えど、外国人労働者は人間です。日本で結婚して子どもを作ることもあるでしょう。しかし、その子どもたちが通う学校では、宗教食などの対応ができるでしょうか。さまざまな課題が残ります。政府がそこまで想定して、受け入れを考えているとは思えないのです。

 このような話題になると「郷に入っては郷に従え」という意見も出ますが、今回の件は個人で自主的に来るわけではなく、いわば政策として斡旋(あっせん)しているわけなので、「お前らが合わせろ」では通用しません。生活が厳しいと思えば、彼らはすぐにでも帰国する。せっかく育てた労働力を失うのです。

 それに、そもそもマレーシア、インドネシアなどのASEAN諸国は、10年前に比べて生活水準も賃金も上がってきている。スキルのある人材は自国でも良い収入が得られるのに、わざわざ宗教など生活上の不安が残る日本を選んで来るのでしょうか。

 今回は業種枠を広げて、単純労働だけでなく、高度な職種での労働者も求めているわけだけど、ただでさえ世界全体で見ても人手不足で優秀な人材の取り合いになっているなかで、そうした“優秀な人材”がわざわざ制度の整っていない日本に来てくれるのかと。

 そして何より、現在のゆるい入管法改正案や、社会保障のもとで大量に外国人を受け入れると、医療費や生活保護の不正受給をする方も出てくるでしょう。今でさえ、そういった外国人がいるわけで、日本人が“助っ人”として受け入れた人々が日本の財政を圧迫することもあるわけです。

1/2ページ

最終更新:12/7(金) 19:12
週刊女性PRIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊女性PRIME

(株)主婦と生活社

「週刊女性」12/25号

特別定価410円(税込)

あなたにおすすめの記事