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ヨギー、King Gnu、MONO NO AWAREらが出演「Scramble Fes 2018」レポート

11/19(月) 19:00配信

Rolling Stone Japan

これまで様々なカルチャーを生み出してきた街「渋谷」から、音楽を通じて日本のエンターテイメントを盛り上げることを目的に、2015年からスタートした「Scramble Fes」が今年も11月4日、TSUTAYA O-EASTにて開催された。

写真あり

トップバッターは、今年4月にサード・アルバム『祝祭』をリリースしたカネコアヤノ。午後一という早い時間帯にも関わらず、彼女の演奏を一目見ようとフロアは既に満員状態だ。この日の演奏はバンド編成によるもので、お馴染みの林宏敏(Gt:踊ってばかりの国)、本村拓磨(Ba:Gateballers、ゆうらん船)、Bob(DR:Happy)を率いて登場したカネコ。まずは「天使とスーパーカー」からライブはスタートし無垢な歌声で歌う。軽快なカントリー・ソング「カウボーイ」から、間髪入れずに演奏された「ロマンス宣言」では一転、目をむき出しながらシャウトする場面もあり、素朴な中にも一瞬の狂気を感じさせる。かと思えば「とがる」のイントロでは、何を思い出したのか急に吹き出し、最初から演奏をやり直すなどお茶目な一面も見せ、オーディエンスを大いに魅了していた。

続いては、メインステージの脇に設置されたサブステージにて東郷清丸。2枚組全60曲というとんでもないボリュームで、タイトルが『2兆円』というどこまでも冗談のようなファースト・アルバムをリリースし、巷では話題を集めている異端のシンガー・ソングライターだ。トレードマークでもある赤いトレーナーを着用し、スタインバーグのヘッドレス・ギターを抱えて登場した東郷。会場に向かって「今日、僕のこと初めて見る人?」と尋ねると、ほとんどの人が手を上げるアウェーの状態である。しかし、マルチ・エフェクターを駆使しながらギターをつま弾き、メロウでソウルフルな歌声を聴かせると、フロアの空気がガラッと変わった。プログレッシヴだがとびきりポップな「サマタイム」や、『みんなのうた』でも流れそうなほどシンプかつで美しい「よこがおのうた」。気づけばオーディエンスは彼を満面の笑みで見守り、無茶振りのようなシンガロングにも気軽に応じている。最後は、どこかビーチ・ハウスをも彷彿とさせる名曲「ロードムービー」を演奏。彼の名を知らなかった人たちにも、確実に爪痕を残したステージだった。

ニコの「These Days」をBGMに登場したのは、京都を拠点に活動する4人組Homecomings。今年10月にリリースされた『WHALE LIVING』では、これまでとは打って変わって全て日本語詞に挑戦するなど新境地を見せて話題になっている。まずは映画『リズと青い鳥』のエンディングテーマに起用された「Songbirds」から。キラキラとしたアルペジオに導かれ、女性3人の美しいコーラスが会場中に響き渡った瞬間、胸が熱くなる。ファルセットを駆使した畳野彩加の、透き通るような声がティーンエイジ・ファンクラブを彷彿とさせる美メロを歌い上げ、会場は平和な空気に包まれた。その後も「Hull Down」や「Somoke」など、新作からの楽曲を中心に披露。そして最後は、『SALE OF BROKEN DREAMS』から躍動感たっぷりの「HURTS」でディストーション・ギターをかき鳴らしステージを後にした。

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最終更新:11/19(月) 19:00
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