ここから本文です

27年ぶり共演 女を上げた「鈴木保奈美」と男を下げた「織田裕二」評

11/19(月) 5:59配信

デイリー新潮

 一大ブームを巻き起こした2人の共演なのに――そんな声がフジテレビから漏れるのも無理はない。月9ドラマの視聴率が振るわないためだが、その陰には女を上げた鈴木保奈美(52)と男を下げた織田裕二(50)の姿が見えてくる。

 ***

 10月から始まった「SUITS/スーツ」は、米国の同名ドラマのアレンジ版。主演の織田は勝つために手段を選ばない敏腕弁護士役で、鈴木は彼の上司を演じている。

 テレビ誌記者の話。

「2人の共演は『東京ラブストーリー』以来、27年ぶり。最高視聴率32%を叩き出した“東ラブ”の主演を務めた織田と鈴木に、凋落一途のフジは『会社復活』の夢を託したと言えます」

 新ドラマのスタートに合わせ、過去の金字塔ドラマを再放送したことからも、力の入れようは一目瞭然である。

「その甲斐もあり『SUITS/スーツ』の初回視聴率は14・2%と2桁をマークしました。ところが、回を重ねる度に数字は下がり、10月29日放送の第4話は8・9%と遂に1桁台に落ちてしまったのです」(同)

“右肩下がり”の理由をライターの吉田潮氏は、

「原作ではマリファナや銃といった米国社会の病巣が描かれているのですが、日本版にはそのような“スパイス”が欠けている。スリリングな要素がなく、牙の抜けた平凡なストーリーになってしまっています」

 と分析する。ただ、視聴率下落の原因はそれだけではないようだ。フジ関係者が打ち明ける。

「主演俳優には本来、番組宣伝の重責を担ってもらうのですが、現場スタッフは『織田=大物』というイメージを持ち続けているため、おいそれと『番組宣伝に協力を』とは言い出せないのです」

“数字は気にするな”

 通常、テレビ局は撮影合間のオフショット写真を撮りSNSに載せるなどしてドラマのPRに結び付けている。だが、かつての会社躍進の功労者である織田には気軽に近づけない。

「一大ブームをつくった織田さんは、相も変わらず、演出や脚本にうるさく口を挟み、撮影が終われば控え室に引きこもってしまうのです」(同)

 不満を募らせる周囲だが、当の織田は意に介していないようだ。なんでも、

「連ドラは演出家などが放送回ごとに変わるから作品のテイストも毎回異なる。だから数字(視聴率)なんていちいち気にすることはない」

 と、困惑するスタッフをよそに強気の姿勢を保ち続けているという。

 織田は過去の栄光を引きずり現実がまるで見えていないようだが、一方の鈴木はと言えば、

「“東ラブ”の時は余裕がなかったせいか、周囲と目も合わせませんでした。それが今では、織田さんに萎縮する現場を気遣い、自分から話しかけたりしています。『随分変わりましたね』と尋ねたら、『それが年を重ねるということですよ』と笑っていました」(フジ関係者)

 大人になりきれない男と成熟を遂げた女。社運を賭けたドラマの行方を左右する2人だが、疫病神が自省しない限り、お台場に晴れ間が広がる日は来ない。

「週刊新潮」2018年11月15日号 掲載

新潮社

最終更新:11/19(月) 5:59
デイリー新潮

記事提供社からのご案内(外部サイト)

デイリー新潮

新潮社

「週刊新潮」毎週木曜日発売

「デイリー新潮」は総合週刊誌「週刊新潮」が発信する最新の話題に加え、専任取材班よる綿密な取材に裏打ちされた記事を配信するニュースサイトです。

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ