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NCAAで八村塁の評価が急上昇!NBAドラフトでも期待できる理由。

11/20(火) 8:01配信

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 ゴンザガ大の八村塁の評価が、ここにきて驚くほど上がっている。

 各NBAドラフト予想では昨季も1巡目終盤から2巡目に名前をあげられていたが、今シーズンに入ってからは、どの予想サイトでも1巡目にあげられはじめ、時期やサイトによって上は4位から、低いときでも20位、ほとんどのサイトでロッタリーの順位(上から14位まで)に名前がある。

 それだけではない。NCAAでは、シーズン前に各賞候補選手が発表になるのだが、八村は、伝統あるジョン・ウッデン賞の候補にあげられたほか、コーチ協会の最優秀選手、さらにはネイスミス賞、そしてトップ・スモールフォワードに与えられるジュリアス・アービング賞など、名だたる賞すべての候補にあげられているのである。

なぜ今、八村の評価が急上昇?

 AP通信による「プレシーズン・オールアメリカン(トップ5)」だけは逃したものの、それでも10票を獲得しており、これは全選手の中で9番目に多い得票数だ。

 オールアメリカンは全米のNCAA記者65人がそれぞれ5選手を選んで票を投じて決めるのだが、そこで10票得たということは、投票権を持つ記者のうち10人が、全米のNCAA選手の中でトップ5に八村が入ると評価したわけだ。

 昨シーズンも八村は、ゴンザガ大の「シックススマン(スターター5人の次に試合に出てくる役割)」だった割に注目されてはいた。それは、国際試合での活躍に加え、身体のサイズ、運動能力の高さなどからみた潜在能力を評価されていた側面が大きかった。

 実際、昨季はスタッツ面では、40分出場に換算しても22.4点・9.1リバウンドと、悪くはないものの、全米レベルで見ると平凡な数字だった。

 それなのに、今シーズンの試合を戦う前から八村の評価が上昇していたのはなぜなのだろうか? 

スタッツ以上の八村の魅力とは?

 「プレシーズン・オールアメリカン」の投票で、八村に票を投じたというNCAA記者のセス・デイビス(CBSスポーツ、アスレティック)は言う。

 「私はプレシーズン・オールアメリカン・ファーストチームの投票でルイに入れた。大学バスケットボール界で彼がトップ5に入ると思ってのことだ。潜在能力ではなく、現在、どれだけ戦う準備ができているかで選んだ。若くて才能ある1年生のほうがルイよりいいNBAキャリアを送るかもしれないけれど、でも、現時点では彼らもルイほどいい選手ではない」

 昨シーズンの八村のスタッツが平凡だったことは気にならなかったのかと聞くと、デイビスはこう答えた。

 「彼のスタッツが足りないことが気になることはなかった。彼は強豪チームにいて、チームメイトにもいい選手がいるからね。ゴンザガ大ほど強くないチームにいたら、彼のスタッツはもっとずっとよかったはずだ。

 それに、私が昨季の彼のプレーを見ていて気づいたのは、彼がほかの、もっといいスタッツをあげている選手でもできないようなプレーをしていたということだった。彼のサイズとスキルの組み合わせはとても魅力的だ」

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最終更新:11/20(火) 8:01
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