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“キノコ雲”は韓国支配の「罪」の象徴… テレ朝が原爆バンザイ「BTS」を排除の論理

11/21(水) 8:00配信

デイリー新潮

 メンバーのひとりが「原爆バンザイ」Tシャツを身に着けた事件が取り沙汰された韓国グループ「BTS(防弾少年団(ぼうだんしょうねんだん))」。テレ朝が「ミュージックステーション」から排除、内定が噂されたNHK紅白の話も立ち消えたことで、その名は世間にも知られることとなった。

 まずはBTSの説明を音楽業界関係者から。

「2013年に韓国でデビューしたKポップ、あるいはヒップホップの21~25歳の7人組です。グループ名には、若者に向けられる抑圧や偏見を止め、自分たちの音楽を守り抜くという意味が込められている。大きな芸能事務所出身ではなく、“下から這い上がっていく”感じに共感する人たちがファンダム(熱狂的な支持層)を形成しました。実際に去年、このファンダムの組織票のおかげもあって、米ビルボードの『トップ・ソーシャル・アーティスト賞』を受賞し、世界的に注目されるようになったのです」

 彼らが金のスプーンならぬ「土のスプーンを咥えて登場した」と呼ばれるゆえんだ。群雄割拠のKポップのなかで、音楽の先進性やダンスの上手さは当然。プラスαやβが必須だということになる。加えて、

「彼らの曲は、少年時代の傷つきやすい感情を歌ったもの、あるいはセウォル号の沈没に触れたとされる政治的な作品まで幅広い。あるいは、ヘルマン・ヘッセの『デミアン』を基に書かれた曲もあるとされています。また、(シンガーソングライターでスーパーセレブの)テイラー・スウィフトが彼らと撮影したカットをインスタグラムに上げるなど、欧米の音楽業界も“BTSに注目してるよ!”というアピールをしこしこ行なうほどなんです」(同)

 結果、今年に入って、韓国人歌手として初めてビルボード1位(アルバム部門)を2度獲得。12年に「江南スタイル」で一世を風靡したPSY(サイ)は2位(シングル部門)、1963年に坂本九が「SUKIYAKI」(同)で1位となったものに肩を並べたと言えば、その存在感も伝わるだろうか。北米事情に詳しいライターの關陽子氏も、

「彼らが韓国語で歌っているのにトップを取ったのは異例でしょう。ビルボードは米国内のチャートなので、アメリカ人がわからない異国の言葉で歌うと売り上げには不利。全米ツアーをやると4万人を集めるので人気は本物なんだと思います。世界でいま一番人気があるアイドルでしょう」

 と評価する。その他にも、今年10月にTIME誌の表紙を飾ったり、リーダーが国連に招待されてスピーチするなど、その活躍は社会現象となっている。

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最終更新:11/21(水) 8:00
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