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ファミマ、ローソンが撤退。現場が限界を迎えていた「ネットスーパー事業」の実態

11/21(水) 6:10配信

週プレNEWS

一方で、業界紙記者はこう見る。

「ネットスーパーには過疎地の高齢者の救済という"建前"があり、撤退すれば企業イメージにも関わる。引くに引けないというのが流通各社の上層部の本音だったでしょう」

だが、まさに今、ネットスーパーを手放す"チャンス"が到来しているという。

「昨年から、宅配便最大手のヤマトホールディングスが法人向け運賃の値上げ、それも4割から5割という大幅値上げに踏み切っています。その背景にあるのは、ヤマトのドライバーがアマゾンやネットスーパーの即日配送に泣かされ、疲弊している実態が散々報道されたことで、『値上げもやむなし』という世論が形成されたこと。この流れを受け、佐川急便なども値上げに追随し、今年春から物流費は高騰しています。

流通各社からすれば、この物流費の高騰は自社ではどうにもできない外的要因で、『仕方なくネットスーパーを手放す』理由として十分な説得力を持つ。今後も撤退の動きは続くでしょう」(業界紙記者)

ヤマトよ、ありがとう――。これがネットスーパーを展開する企業の本音かもしれない。


取材・文/興山英雄 写真/時事通信社

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最終更新:11/21(水) 21:35
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