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「カロリーゼロ」には副作用がある|予防医療最前線

11/22(木) 7:05配信

サライ.jp

文/中村康宏

多くの人が人工甘味料は糖尿病や肥満を防ぐ救世主だと信じていることでしょう。「カロリーゼロ」や「糖質ゼロ」の飲み物や食べ物を選ぶのが当たり前になっている今日ですが、人工甘味料の与える健康への悪影響が研究者の間では懸念されるようになってきました。それでは、どのような健康への影響があるのでしょうか?

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■「甘み成分」は糖だけではない

清涼飲料水などの食品に用いられる甘味物質の代表例は、砂糖をはじめとする「糖類」ですが、それ以外にもグリシンやトリプトファンなどの「アミノ酸」、アスパルテームやサッカリンなどの「人工甘味料」、モネリンなどの「甘味タンパク質」などがあります。これらの甘み成分は、飲み物や食べ物から薬に至るまであらゆるものに含まれていますが、多様な嗜好への対応や加工食品への応用の点から、近年人工甘味料が広く使われるようになってきています。

■人工甘味料はどんなもの?

以下に汎用される人工甘味料として、アスパルテーム、サッカリン、スクラロースをご紹介します。

●アスパルテーム

多くの食べ物や飲み物から医薬品に至るまで広く使われています。アスパルテームはカラダに入るとすぐにアスパラギン酸、フェニルアラニン、メタノールの3つの化合物に分解・吸収されます。

●サッカリン

100年以上前から存在する人工甘味料です。ネズミを使った研究でぼうこう癌の発症リスクがあるとされましたが、ヒトではその傾向は認められず「安全」と考えられています。

●スクラロース

砂糖から作られたものですが、砂糖の一部が塩素に置き換わることで砂糖の600倍もの甘さが生まれます。もともと殺虫剤の原料として開発されたものですが、その後砂糖の代替品として使われるようになりました。

これらの人工甘味料は「糖質ゼロ」「カロリーゼロ」「〇〇レス」「糖分制限」「ダイエット〇〇」という表示されているほとんどのものに含まれています。具体的には、パンやホットケーキ、ヨーグルト、アイスクリーム、飴・ガム、ダイエットソーダ、炭酸水、プロテインバーなど様々な食品に人工甘味料は使われています。

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最終更新:11/22(木) 8:02
サライ.jp

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