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EVの可能性を追求するとこうなる!?

2018/12/5(水) 12:41配信

Wedge

 今年のロサンゼルスオートショーで突如彗星のように現れ、注目を集めたのがミシガン州に本拠を置くRivian社だ。「エレクトリック・アドベンチャー・ビークル」という名の下、SUVとピックアップトラックという2台のEVを発表し、そのオフロード性能が驚きをもって迎えられた。

 EVというと現在の潮流はラグジュアリースポーツ系もしくは3万ドル台の比較的安価な小型車、という2つに分けられる。スポーツ系はEVのトルクの高さという利点を活かし、初速の早さに重点を置いたもので、テスラモデルSなどがその代表と言える。一方小型系はバッテリーの持ち、継続走行距離に重点を置いたもので、日常で扱いやすいEVを目指す。GMのボルト、日産リーフなどがその代表と言える。

 しかしRivianはEVのトルクの高さをオフロード走行性能に結びつけた。これは非常に理に適ったものであると同時に、米国では毎年販売される車の50%以上が大型SUVやピックアップトラック、というライトトラック系だということを考えると、営業的にも意味がある。

 気になるスペックだが、R1Tと名付けられたトラック、R1Sと名付けられたSUVは同じスケートボード・プラットホームという構造で作られている。バッテリーパックは最大出力が180キロワット/時と世界最大級で、トルクの高さを生かした初速は0-60マイル(停止状態から時速100キロ達成)が3秒、0-100(時速160キロ達成)が7秒、とほとんどのスポーツカーに引けを取らない。

 さらにRivian社によるとどちらも最大5000キロの牽引能力があり、45度の急坂を登攀できる。さらには最大1メートルの水深での走行まで可能なのだという。また驚くべきはEVの特性、つまりエンジンがなくコンポーネントが少ないことを活かし、最大で330リットルものストレージスペースを確保したことだ。両方のモデルでフロントボンネットの下はストレージスペースになっており、ピックアップトラックでは後部座席の下側、トラックベッドと豊富なストレージが用意されている。

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最終更新:2018/12/5(水) 12:41
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