ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するWBA王者・井上尚弥(大橋)。ボクシング界で最も権威を持つ米誌「リング」で日本人初の単独表紙を飾った「The Monster」について、WBSS公式サイトでは「レジェンドに一歩近づいた」と絶賛している。
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10月7日に横浜アリーナでシーズン2開幕を迎えたWBSS。井上―パヤノ戦は新設されたバンタム級大会でいきなり起きた“事件”だった。
「魔法のような土曜日の夜、日本の横浜アリーナの完売の観衆の前で、ナオヤ・イノウエが元世界王者のフアン・カルロス・パヤノを衝撃のワンツーブローでノックアウトした」
同サイトでは衝撃の70秒を改めて振り返っている。これまで一度もノックアウト負けを喫したことがなかったパヤノだが、井上がこの試合で最初に放った左のジャブに続く、強烈な右をもらうと起き上がれなかった。まさに瞬きできない秒殺劇だった。
公式サイトでは「観衆の反応は驚愕と至福さが交錯していた。ボクシング界にショックウェーブの雷撃が降り注いだ」と振り返っている。
「彼のパフォーマンスはまさに信じられないほど素晴らしい。明確な証明となった」とWBSSのカレ・ザワーランドプロモーターは語ったという。
そして、権威ある米誌「リング」の来年2月号の表紙を飾るという歴史的な出来事にも言及。「国際的なスターダムにのし上がった結果、イノウエは1922年創刊の伝説的なリング誌の表紙を飾る初の日本人ファイターとなった」と称えている。
WBSSの主役となり、“バイブル”の表紙までも飾った井上は伝説への階段を登り続けている。
THE ANSWER編集部
最終更新:2018/12/5(水) 20:59
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