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中国「独身の日」は1日5.3兆円で過去最高、中国人が選んだ意外な商品

12/5(水) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 わずか1日で、日本の大手ECサイト1年分を売り上げ──。今年の中国最大の小売りイベント「11月11日(ダブルイレブン)」で、主要ECサイトの取引総額は過去最高の5.3兆円に達した。その盛り上がりは日本でも多く報道されたが、全体像はどうなっていたのだろうか。世界最大の小売業のイベントを、中国向けのマーケティングなどを手掛ける『トレンドExpress』のWeb媒体編集長、森下智史氏がデータとともに振り返る。

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● 「独身の日」10周年で 中国国内はものすごい熱気

 今年の「11月11日(ダブルイレブン)」は、日本でも“ダブルイレブン報道元年”ともいえるような盛り上がりだった。大手新聞からワイドショーまで、さまざまなメディアが取り上げていた。

 ただ、その内容は「1日で3.5兆円!」といった金額面や、「海外の商品では日本の商品が人気」といったものが中心。現地の消費者の嗜好や全体像をつかむには、物足りないと感じた人も多いだろう。

 そこで、「ダブルイレブン」という巨大なキャンペーンの全体像をより深く知ってもらうため、『トレンドExpress』が現地の消費者から集めた情報を交えながら、来年以降のダブルイレブン参入に参考になりそうな情報をまとめてみたい。

 余談だが、11月10日夜に中国で放送された「前夜祭」には、中国国内のトップアイドルのみならず、日本からは渡辺直美が、加えてミランダ・カーやマライア・キャリーといった国際的な有名人も出演するなど、かつてない盛り上がりを見せた。

 その理由は今年が「10周年」という記念すべき年だったからだ。この番組を見るだけでも、ダブルイレブンの熱気をうかがい知ることができるため、興味のある人は中国のネット動画で視聴してみるのをお勧めする。

● 主要サイト合計で5.3兆円 ユニクロは35秒で1億元

 ダブルイレブンの結果に関しては、Tmallで24時間の取引額が2135億元。日本円にして約3.5兆円と、史上最高を記録したことなどがすでに報道されている。詳細は省くが、経過を簡単にまとめてみると以下のようになる。

 当日の微博のTmall公式アカウントによれば、午前0時の開始から2分ほどで取引額が100億元(約1600億円)を突破。その後も2017年をはるかに超えるスピードで金額は伸び続け、開始後40分がたったころにはTmall公式アカウント上に、「600億元(約9600億円)」の金額推移とともに、同社広報担当の「表を作るのが追いつかない!」と書きこまれた手書きのメモがアップされた。

 11日15時49分39秒に、昨年の取引額1682億元を超えると、「現在開始、毎一秒都是新世界(いまから、1秒ごとが新世界)」と、新記録更新を告げる段階に入った。

 そして24時、速報値でオーダー金額が報じられると、中国国内の各メディアも一斉に報道、新記録樹立がネットメディアを中心に拡散された。

 中国のリサーチ会社「星図数据」によると、Tmall以外の主要サイト(JD.com、Suning、Amazonなど)を合わせると、11月11日のたった1日で取引額3143.2億元、日本円で約5兆3100億円に達したという(グラフ参照)。

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