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上沼恵美子へのとんでもない暴言が出た理由

12/6(木) 18:30配信

東洋経済オンライン

 そもそも同僚との飲み会は、「あらゆるグチが飛び交うのが当たり前」のような場。実際、「その場にいない上司、同僚、取引先などの悪口を言ってしまった」という経験がある人は多いでしょう。

 そんな悪口が最大化されるのは、今回のような「頑張ってきたことが、結果につながらなかった」とき。気心の知れた同僚との“やけ酒”は、「自制心を失い、尊大になり、悪意が前面に出た状態になってしまう」という危険な飲み方なのです。

 暴言がエスカレートしやすく、翌日に「何であそこまで言ってしまったのだろう……」と後悔しないためにも、「同僚とは楽しく飲むだけで“やけ酒”はしない」と約束事にしておいたほうがいいでしょう。

■相対的なフィールドで戦わない

 私はコンサルタントとして会社の人間関係に関する相談を受けることがよくありますが、そのなかでも最近増えているのは、「上司や同僚に暴言を吐いてしまった」というもの。今回の2人と同じように、感情のコントロールができずに暴言を吐いてしまう人が増えているのです。

 久保田さんと武智さんの暴言は、瞬発的に出たものではなく、「これまで何度か思っていたネガティブな感情が出てしまった」のでしょう。事実、スーパーマラドーナは2015年から4年連続で『M-1グランプリ』の決勝に進出し、上沼さんはそのうち3年間で審査員を務めました。ネガティブな感情をため込んでいたことが推察されますし、それが「最後のM-1で敗れた」ことで暴言につながってしまったのでしょう。

 2人に限らず、暴言を吐いてしまう私の相談者さんに伝えているのは、「できるだけ日ごろからネガティブな感情をため込まないように過ごす」こと。相対的なフィールドではなく、絶対的なフィールドで戦うことが、他人に対するネガティブな感情をため込まない第一歩になります。

 相対的なフィールドとは「他との関係や比較において成立する」ことであり、絶対的なフィールドは「他とは比べようがない」こと。他人や他社と比較して「評価できる、評価できない」ではなく、「それ自体が評価できる」。あるいは「自分の尺度で評価できる」という考え方でもいいでしょう。すると、以前よりも他人の目が気にならなくなり、うまくいかなかったときも「いったんあきらめる」「まあ仕方がないか」などと思い、他人へのネガティブな感情につながりにくくなります。

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