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お笑い芸人「壮絶ギャラ格差」の実態 9:1! 1:9?

12/7(金) 17:05配信

FRIDAY

平成最後を締めくくる『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)は、平成生まれの『霜降り明星』が優勝。優勝賞金1000万円を手にした。

今大会はファイナリスト10組中、敗者復活組を入れた9組がよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属となった。民放バラエティ番組制作スタッフは、よしもと勢が賞レースに強い理由を「ハングリーさ」と断言する。

「芸人自身がネタにしているように、よしもと勢のギャラは事務所に9割抜かれる『1:9』なのですが、こと賞金に限っては、源泉徴収などの諸経費以外は、芸人に支払われるんです。『稼ぎたければ、まずは賞レースで結果を出せ』という文化がある。だからこそ、他事務所の芸人より気合が入っているのです」

舞台に立ってナンボのよしもと芸人は、人気と比例してギャラも上昇していく。

「若手の舞台ギャラは1ステージ500円。チケットノルマも課せられます。ある程度、集客できるようになるとノルマがなくなり、ギャラも1000円にアップ。東京なら『ルミネtheよしもと』(新宿)に出られるようになると、最低でも1ステージ5000円。ベテランクラスが劇場に出ると10万~20万円は貰えるようです。今回、優勝した『霜降り明星』は若手ですが、集客力があるので、1ステージ3000~5000円クラスのはず」(前出・制作スタッフ)

「よしもとは薄給」のイメージが先行しているが、芸人のランクや仕事内容によって、取り分は変動する。

「ゲームやパチンコなど、芸人が自らの得意ジャンルで取ってきた仕事に関しては、若手でも5割くらい貰えるケースがあります。事務所への貢献度によって取り分が上がるそうで、『ダウンタウン』クラスになると、8割を超えるとか。やりがいはありますよね」(放送作家)

一方、若手でもダウンタウン級の取り分が保障されているというのが、『ANZEN漫才』が所属する浅井企画だ。

「業界の相場は本人6割、事務所4割ですが、浅井企画は若手でも8割貰えるといいます。大ブレイクしたみやぞんは『すでに1億円プレイヤーなのでは?』と、業界で、もっぱらの噂になっていますよ」(制作会社ディレクター)

このディレクターは、「売れっ子になれば、自ら取り分を調整することも可能だ」という。人力舎とホリプロコムのケースを紹介しよう。

「人力舎も基本は6:4なのですが、数年前に『おぎやはぎ』が、『実質、事務所は何もしてないよね』と訴えたところ、名指しでオファーが来る『おぎやはぎ』と『アンタッチャブル』山崎弘也、『アンジャッシュ』は取り分が8割になったとか(笑)。同じく、黙っていても仕事が入ってくる『バナナマン』は所属先のホリプロコムに独立したいと申し出たそうですが、『事務所に箔(はく)をつけたいから、籍だけでも置いてくれ』と懇願され、9:1という好条件で残ったそうです」

ハングリーさか、人間らしさか――事務所選びにも芸人の個性が出るのだ。

最終更新:12/7(金) 19:24
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