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村尾信尚さん × 滝沢カレンさんスペシャル対談! 今、私たちにできることって?

2018/12/11(火) 19:10配信

25ansオンライン

皆さんはアクションすることを難しく考え過ぎていませんか?でも、よりよい世界のために日々の生活の中で私たちができることはたくさんあります。本誌で毎号分かりやすく時事解説をしてくださっていた村尾信尚さんと25ans世代の代表、滝沢カレンさんによるスペシャル対談が実現。今、私たちにできることを一緒に考えましょう!

【写真】滝沢カレンが着こなす!マイケル・コースの煌めくドレスアップスタイル

村尾信尚さん(以下村尾)●滝沢さんは東京のご出身だと伺ったけれど、そうすると地方にはあまりいらっしゃらないかな。
滝沢カレンさん(以下滝沢)●いえ、仕事でも旅行でもけっこうあちこちへ伺ってます。
村尾●地元の人と話したりしますか。
滝沢●知らない人とあまり話したりはしないかな。人見知りなんです。
村尾●いいと思いますよ。あまりにフレンドリーだと何か魂胆があるんじゃないかと疑ってしまうもの(笑)。年齢を聞いてもいいですか。
滝沢●26歳です。
村尾●僕も滝沢さんの年齢のころはそうだったのだけれど、興味関心が自分中心になりがちになりませんか。
滝沢●確かにそうですね。ただそれ以外のことも知りたい気持ちがすごく強くなっています。
村尾●では最初に言いたいのは、自分だけが幸せでは幸せになれないということ。周りの人や、地域社会の人たちが幸せで初めて自分も幸せになれるんです。世界には紛争状態の国があるけれど、そういうところで自分だけ幸せというのは難しいですよね。
滝沢●それはめちゃめちゃ思います。日本が安定していることに甘えているし、自分たちがつくった時代が自分を甘やかしているんだな、って。
村尾●いい視点をお持ちですね。ただね、日本も見渡すと実はみんなが幸せなわけじゃないですよね。特に近年、たくさんの自然災害があって、困っている人がたくさんいます。例えば東日本大震災の被災地。
滝沢●行ったことないです。
村尾●ぜひ、行ってほしいな。僕は何度も伺っているけれど、現地に行くと心に響くものがあるんですよ。みんなが幸せでなければ自分も幸せにはなれないということを、アクションを起こすことで実感できる。
滝沢●それはどういうことですか?
村尾●困っている人たちが何を必要としているか分かるし、感謝もされる。滝沢さんのように発信力のある人なら、「福島の桃が美味しかった」とつぶやくだけでも喜ばれますよ。
滝沢●そういったことは想像できるのですが、発信することには躊躇してしまうんです。間違って伝わってしまったらどうしよう。誰かを傷つけてしまったらどうしよう、って。自分のことも面倒を見られないのに…。
村尾●非常にリーズナブルな考え方ですね。それならばプライベートで行ってみるのはどうですか。自分がしたことが人のためになることを体感するのは、頭で想像しているのとはまったく違うんです。
滝沢●正直、福島には行くのが怖い気持ちもあります。放射能があると聞くし、農作物にも影響があるのではありませんか。
村尾●実際は、事故の起きた福島原発には今、誰でも入れるし、市場に出回っている農作物で汚染されているものはひとつもありません。
滝沢●ではなぜそういう情報が流れてくるのでしょうか。
村尾●どこで知った情報ですか?
滝沢●主にインターネットです。
村尾●その情報は、誰がどのような資料に基づいて発信しているのか。それが明記されていないのであれば、信用に値しないと思いますよ。
滝沢●意識的にニュースを読むようにしているんですが…情報を選ぶのって難しいですね。
村尾●新聞やテレビしかなかった時代と今は違いますよね。インターネットを通して虚実さまざまな情報が大量に流れてくる大変な時代です。
滝沢●どうしたら見極められますか。
村尾●ひとつは出所がはっきりしている情報か見極める。そういう意味では新聞やテレビやニュース番組はある程度信用に足ると思います。ただ、間違った情報ではなくても流すメディアによって視点が違ってくる。
滝沢●視点が違うとは?
村尾●例えば同じ円すい形の置物でも、真上から見たときと真横から見たとき、斜めから見たときでは違う形に見えるでしょう。情報にもそういうことがあるんです。
滝沢●難しい…。そもそもなぜこういう世の中になったのでしょうか。
村尾●それは先ほど、滝沢さんがおっしゃった「私たちがつくった時代」なんです。今の日本の状況も僕らがつくった。だからアクションを起こすことが大事になってくる。といっても大仰なことではなくて、気軽にできることで社会は動かせるんです。
滝沢●私でも気軽にできますか?
村尾●はい。ひとつは選挙へ行くこと。例えばアメリカの国民は10年前にはオバマを選び、2年前にはトランプを選んだ。それでアメリカという国の形が大きく変わりました。その投票用紙と同じなのがお金です。
滝沢●私のお財布の中にあるお金?
村尾●そう。例えば普通のせっけんと環境に優しいせっけんがあったとして、環境に優しいせっけんを買うということは、そちらに投票することなんです。多くの人が買ったものが多くつくられるようになるわけだから。つまり、日々、買い物をすることでどんな商品がいいのか、どのような会社がいいのかに投票しているんです。
滝沢●確かにそうですね。みんながスマートフォンを買わなかったら、こんなにSNSは広まっていないかも。
村尾●そうなんです。滝沢さんはとてもスマートですよね。その分、考え過ぎて動けないのかな。
滝沢●そういうところはあります。
村尾●でもね、とにかく動いてみることを僕はお勧めします。それで分かることが本当にたくさんあるから。
滝沢●でも自分が幸せでないと、人のために動くことはできないのでは。
村尾●僕は両方だと思うんです。自分が満ち足りているから誰かのために何かできるというのもあるし、誰かのために何かをすることで、自分が幸せになるということもある。
滝沢●その発想はありませんでした。
村尾●ならぜひ動いてみましょうよ。まずは福島へ一緒にいかがですか。
滝沢●ぜひ。連れて行ってください!

むらお・のぶたか●キャスター、関西学院大学教授。1955年10月1日生まれ。岐阜県出身。大蔵省(現財務省)主計局総務課課長補佐、三重県総務局長、大蔵省主計局主計官などを経てキャスターに。「誰もがアクションできる世の中に」と、国内外の問題を分かりやすく、たくさんの人に知ってもらうべく日々、発信。
たきざわ・かれん●モデル、タレント。1992年5月13日生まれ。東京都出身。高校生のときに渋谷でスカウトされ、モデルとして活動を始める。2011年より雑誌『JJ』の専属モデルに。現在はモデル以外にもバラエティやドラマなど、多方面で活躍中。

YUKIKO YAGUCHI

最終更新:2018/12/11(火) 19:10
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