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「興味がない人」すら惹きつける!人気講師の説明法

2018/12/17(月) 12:26配信

PHP Online 衆知(THE21)

「IKPOLET法」で、誰でも話し上手になれる!

説明上手でないと務まらない職業の代表格に、塾や予備校の先生がある。話題のベストセラー『頭のいい説明は型で決まる』の著者で、元・駿台予備校人気ナンバーワン講師として知られる犬塚壮志氏は、生徒たちが興味を持って聴く姿勢になるような講義をするために、様々な工夫を凝らしていたという。その具体的な方法論についてうかがった。(取材・構成=林加愛)

「相手は自分の話に興味がない」が大前提

脳科学の研究によると、「わかった!」という気持ちに到達したとき、脳内ではドーパミンなどの快楽物質が分泌されるのだそう。つまり、的確な説明によって物事を理解してもらうことは、相手を気持ちよくさせるものであり、ひいては「面白い」ものなのです。「説明力が高い人」とは、間違いなく「話が面白い人」だと言えるでしょう。

これは長年、進学塾の仕事に携わる中で実感してきたことでもあります。生徒を「わかった!」に導けるか否か――授業は毎回、その勝負の場です。

では「わかる」とは一体どういうことでしょうか。それは、相手がすでに持っている知識に、こちらがもたらす情報が「つながる」こと。説明とは、この連結作業です。

この作業を成功させるには順序が必要です。私はそれを「IKPOLET法」として定式化しています(後述)。その話をするにあたり、まずは大前提としての心得をお話ししましょう。

最初に、「相手は自分の話について知識も興味もない」という認識が話し手には必要です。私は「受験勉強」という、ときに退屈な内容を伝えるにあたり、常にこの前提に立ってきました。ビジネスマンの方々も同じです。部下への指示でも商品の売り込みでも、「興味を持ってくれているはず」という楽観は禁物です。

一方、ビジネスは受験と違い、コンテンツをこちら側でつくれるのが利点。そのコンテンツ自体を磨き上げておくことも、不可欠な大前提です。営業職の方なら、商品のメカニズムと目的――それがどんなもので、誰のため・何のためにつくられたか、自信をもって語れるようにしておきたいところです。

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最終更新:2018/12/17(月) 12:26
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