ここから本文です

盤石の仕上がりを見せる帝京大学。中央学院大学は主力上級生の復活なるか。

2018/12/19(水) 11:01配信

Number Web

今回で95回目を数える東京箱根間往復大学駅伝競走。2019年1月の箱根路では、23チームが健脚を競う。特色豊かな各チームが持つ、ポイントをそれぞれ紹介する。

帝京大学

 <前回大会9位> 12年連続20回目

 選手層、主力、山要員と隙は無し。
狙うは大学史上最高順位の更新。

 文=別府響(文藝春秋)

 「総合的に見れば前回以上、今まで以上のチームができていると思います」

 普段はなかなか風呂敷を広げることのない中野孝行監督も、思わず今回のチームには自信の片鱗をのぞかせた。

 10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝と箱根駅伝の前哨戦2大会でいずれも過去最高順位を更新する5位に食い込むなど、今季の帝京大学はここまでまさに順風満帆だ。

 「今年は短い距離も強化できたかなという部分はあります。ウチの得意種目でもあるロードでの20kmという距離と、トラックのスピードが融和されて、上手くミックスされたバランスのとれたチームになりました。とはいえ、今年は夏が暑かった分、練習量が例年より少し減った。それが箱根の距離になってどうなるかというのは少し不安もあります」

 そう中野監督は謙遜するが、ここに来て「箱根駅伝では帝京大学が台風の目になる」という声も方々から上がるようになってきた。

盤石の上級生、下級生も突き上げ。

 特筆すべきはその層の厚さだ。

 5月の関東インカレのハーフマラソン男子2部で2位、3位に食い込んだ畔上和弥(4年)、横井裕仁(4年)に加え、全日本1区で区間賞を争った竹下凱(4年)、出雲と全日本でともに安定した走りを見せた岩佐壱誠(3年)に、10000mでチームトップの28分30秒52の記録を持つ島貫温太(3年)ら上級生は盤石。

 さらには1年生の遠藤大地が11月に10000mで28分34秒88の好記録をマークし、全日本でも快走を見せるなど、ルーキーでは世代最高クラスの活躍。下からの突き上げも強い。

 「目標は3位以内に入ること。今回のチームは層も厚いし、選ばれたメンバーは自覚と責任を持って取り組んでいきたいです」

 そう語る主将の竹下は本大会では1区が濃厚。「流れを決める区間なので、タイムよりも順位にこだわりたい」とスターターへの気概は十分。全日本でも1区を務め、ラストスパート合戦で石井優樹(関西学院大学)に競り負けたものの、ライバルチームを窺いながら好位置を取り続け、クレバーな走りを見せた。チームに与える安心感も十分だろう。

1/4ページ

最終更新:2018/12/19(水) 11:01
Number Web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sports Graphic Number

文藝春秋

970号
1月17日発売

定価590円(税込)

<テニス開幕特集>ラブゲームで行こう。
大坂なおみ×錦織圭

【独占インタビュー】 高橋大輔/村田諒太/吉田輝星/森保一

あなたにおすすめの記事