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「疑問に思ったことは、自ら伝える」アルバイトから昇進し続けた取締役 #WOMENAWARD

2018/12/20(木) 13:00配信

Forbes JAPAN

「アルバイトからも身近な取締役であり続けたい」

──店長時代の仲間を思う熱い様子や、教育熱心な姿勢がかわれて、人の魅力を磨いていく責任者を任されたということでしょうか。

店舗にいたときからずっと考え続けていたのは、アルバイトや社員に関係なく、働いている全員が熱意を持って楽しみながら働ける店づくりが大切だ、ということでした。

そのために、会社の制度や仕組みとして改善すべきだと思った点はどんどん上司に言っていましたし、店舗側のやるべきこととして人材育成に力を注いでいたんです。

これまで育成してきたアルバイトは300人以上で、そのうち14人が社員になりました。これは、スープストックトーキョーで働くことの楽しさを体得してもらえた成果だと思っています。

──この数年では、社内SNS「Smash」を始められましたね。

「Smash」は、Web社内報の機能と、SNSのタイムラインのように投稿しリアクションができる機能を備えた、コミュニケーションツールです。閲覧できるのは、スープストックトーキョーの社員とパートナー。会社、店舗、社員、パートナーをつなぐ目的で作りました。

タイムラインには、社員やアルバイトが、店舗での取り組みや、仕事上の疑問や困ったことなどを投稿し、それに対して誰でもリアクションできるようになっています。重要なのは、店舗を超えてコミュニケーションができるということ。

スープストックトーキョーのように全国に店舗を持つ会社は、他店の社員やアルバイトの横のつながりを作り、会社全体のチームワークを築いていくことがとても難しい。

「Smash」ができたことによって、店舗や地域の枠を超えて、リアルタイムで進行できるコミュニケーションが生まれたので、良かったですね。

──最後に、働く上で大切にしていることを教えてください。

江澤 なるべく頻繁に各店舗に足を運び、私から積極的にアルバイトや社員に話しかけるようにしています。取締役って、アルバイトから見ると遠い存在になりがち。だからこそ、自分から動いて密にコミュニケーションをとります。

そうすると、より多くの人が社内でのキャリアアップを身近で、実現性の高いものとして考えられるようになるから。この立場だからこそ、これからも現場第一でいたいですね。

江澤身和(えざわ・みわ)◎2006年、アルバイトとしてスマイルズに入社。スープストックトーキョーで社員登用された後、複数店舗の店長を経験。その後、法人営業グループへ異動し、新規ブランドや新店立上げに携わった。これまでに300人以上のアルバイトの育成し、そのうち、14人が社員に。現在は、新たな採用・育成の仕組みづくりに取り組んでいる。2018年に「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2018」チェンジメーカー賞受賞。

Forbes JAPAN 編集部

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最終更新:2018/12/20(木) 13:00
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