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3年生を軸に初の総合優勝を狙う東海大学。ダークホース・法政大学は堅実に上位を窺う。

2018/12/25(火) 11:01配信

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今回で95回目を数える東京箱根間往復大学駅伝競走。2019年1月の箱根路では、23チームが健脚を競う。特色豊かな各チームが持つ、ポイントをそれぞれ紹介する。

東海大学

 <前回大会5位> 6年連続46回目

 真価が問われる黄金世代の3年生。
初の総合優勝へのカギは4年生の奮起。

 文=生島淳

 東海大学の「黄金世代」が3年生を迎えた。

 入学時から期待されていた学年だけに、そろそろ箱根駅伝での結果が欲しい。

 駅伝シーズンを振り返ってみると、連覇がかかった出雲駅伝では3位。メンバーに故障が多く不安を抱かせる駅伝シーズンのスタートだったが、むしろ、レース前には期待値がそれほど高くなかった全日本大学駅伝で2位と株を上げた。

 東京オリンピックを睨み、トラックの強化にも力を入れる東海大学には、どうしても距離が延びると厳しいというイメージがあったが、全日本では序盤から中盤にかけて理想的な流れを作ることが出来た。

 1区の西川雄一朗(3年)が4番目でつなぐと、2区の關颯人(3年)がトップに立った。そして3区の館澤亨次(3年)が3年連続となる区間賞の走りで青山学院大学との差を37秒にまで広げ、チャンスが広がった。

 流れが変わったのは、後半の5区に入ってから。気持ちを走りで表現するタイプの鬼塚翔太(3年)が起用され、ここで一気に差をつけたいところだったが、逆に青山学院大学の吉田祐也(3年)に区間賞を奪われ、わずかながらも差を詰められてしまう。

 両角速監督は、

 「5区の鬼塚のところで差を広げられれば、また展開は違ったと思います」

 と話し、勝負の分かれ目は5区にあったと振り返った。

 そして7区を走った主将、湊谷春紀(4年)が踏ん張り切れずに青山学院大学に逆転を許したものの、距離が延びても十分に戦えることを証明しこれで箱根駅伝が楽しみになった。

秘密の場所での走り込み。

 12月10日の記者発表の席で、両角監督はこう話した。

 「秋に入ってからはロードの練習に力を入れまして、秘密の場所での走り込みも行いました」

 今季の東海大学は、これまでとは違う強化日程を組んでいる。例年であれば、11月には各地で行われる競技会に参加し、10000mのスピードを磨いていたが、今季は記録を狙わずにロードでの合宿に注力したとみられる。

 黄金世代が入学してから、もっともロードを意識した練習を積んできたということだ。

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最終更新:2018/12/25(火) 11:01
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