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サウナは体を温めるためだけではなく、フィンランド人にとって大切な場所

2018/12/26(水) 22:35配信

クーリエ・ジャポン

Moi!(モイ!こんにちは)

フィンランドに、サウナは何個存在すると思いますか?

フィンランドの人口550万人に対し、サウナは推定300万個が存在すると言われています。サウナといえばフィンランド! フィンランドといえばサウナ! ということで、今回は、フィンランドの文化とライフスタイルには、切っても切り離せないほど大切なサウナについて書いてみたいと思います。

フィンランド人にとってのサウナは心のよりどころのような大切な場所

フィンランド生活では、一年を通してとにかくよくサウナに入り、温まります。各アパートにはサウナが完備され、会社、公共サウナ、ボート、サマーコテージとどこへ行ってもだいたいサウナがあります。

日本のようにお風呂に入る文化はなく、基本的にはシャワーですが、日本でいうお風呂や銭湯がフィンランドでいうサウナになり、疲れを取る癒しの時間です。我が家でも週に2回自宅サウナに入ります。

夏はサマーコテージでサウナに入り、目の前の湖に裸のままジャンプ! 冬は、アヴァント(凍った海や湖に作るアイスホールのこと)でアイススイミングや、雪の上に寝転がります。

血行が良くなる健康法と言われていて、冷た~い水の中に入ると、全身が突き刺さるような痛さと、ピリピリと感覚がなくなっていきますが、不思議なことにそのあとは、体がポッカポカ。魂が洗われた感じ? とっても気持ちが良いです。

そのまた昔は、女性はサウナの中で出産していました。温かく、熱されているため、細菌が入らない清潔で神聖な場所として利用されていたそうです。現在では、体を温める心のよりどころのような場所であると同時に、コミュニケーションの場としても大切な役割を担っています。

ロウリュ(löyly)!

サウナには、電気サウナ、薪で温められたサウナ、スモークサウナなどの種類があります。ロウリュ(löyly)とは、フィンランドに伝わるサウナの入浴方法のことで、熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることにより、体感温度を上げて発汗作用を促進する効果があります。サウナストーンに掛ける水にはアロマオイルや、時にはビールをかけて香りを楽しみます。

また、血行促進の目的で、白樺の葉っぱを束ねて作った、ヴィヒタ(vihta)またはヴァスタ(vasta)(呼び方は地域により異なる)で、体をたたくと白樺の香りがリラックス効果にも繋がります。

ロウリュはたいてい80°Cほど、お好みにより100℃近くまでガンガンにかけて熱する人もいます。特に男性は熱いのを好み、ロウリュを次から次へと投げる人が多いので、じわじわ低温で入るのが好きという女性は、熱いのが苦手という人もなかにはいます。

そのため、他の人と入るときは「ロウリュかけてもいい?」といった感じでお互い声をかけあったりします。

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最終更新:2018/12/26(水) 22:35
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