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原始に後退する韓国経済 それでも「反文明政策」を止めない真の目的

2018/12/26(水) 11:55配信

PHP Online 衆知(Voice)

<<ジャーナリストの櫻井よしこ氏と元駐日韓国大使館公使の洪ヒョン氏が後退する韓国経済に警鐘を鳴らしている。

文在寅(ムンジェイン)政権は自らの理想とする最終目的を成し遂げるために、現行の韓国経済を否定する政策を推し進めている、と洪氏は語る。国を支える経済を否定までして文政権が成し遂げたいものとは何なのか?

2人の近著である『韓国壊乱』より、その核心に迫る一節を紹介する。>>

※本対談は、櫻井よしこ/洪ヒョン著『韓国壊乱』(PHP新書)より一部抜粋したものです。

文明社会の流れに逆行している

【洪】 文在寅一派は、韓国における自由・民主の西欧文明を「積弊」として徹底的に破壊することをめざしています。

現在、韓国で行なわれているのは企業を潰して社会を解体し、原始経済に後退させるという野蛮な社会変革です。まさにポル・ポトの妄想の産物である原始共産制というディストピアの再現に他ならない。

その最大の象徴が、李明博政権時代に整備工事を行なった四大河川(漢江、洛東江、錦江、栄山江)をすべて自然河川に戻す、という非科学的な、紅衛兵のような計画です。

いま世界中で、不足する水の有効活用として河川に堤防を築き、水を管理する河川工事が行なわれています。李明博大統領は当時、ドイツのライン川を参考に四大河川の堤防を補強し、水中に堰せきをつくって水量を増やし貴重な水資源を確保しました。

ところが、文在寅大統領は文明社会の流れに逆行して韓国の川を自然状態に戻そうとしているのです。

【櫻井】 にわかには信じ難い話ですね。思い出すのは日本が朝鮮半島統治時代、灌漑工事に力を入れたことです。水を人工的技術でコントロールすることによって田畑の面積と収穫量を飛躍的に増やした結果、朝鮮半島の農業生産量も同様に伸びた経緯があります。 

ところが、そうしたインフラを「日帝時代の負の遺産」として否定する人がいます。

その代表格が、金泳三大統領でした。金大統領は、当時博物館として使用されていた旧・朝鮮総督府の建物をはじめ日韓併合時代の建造物をことごとく破壊し、街路樹の桜までも日帝の残滓ということで引き抜きました。

そればかりか、測量のために埋めた鉄のアンカーを「日帝が風水の気脈を切断するために埋め込んだ呪いの鉄杭だ」といって一所懸命に掘り起こしています。文在寅政権による河川の自然復元も、根は同じ発想でしょう。

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最終更新:2018/12/26(水) 11:55
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