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福岡第一が逆転で決勝進出、3P連発の相手エース富永を後半完封 31点差で完勝

2018/12/28(金) 17:55配信

THE ANSWER

ウインターカップ男子準決勝、注目対決は福岡第一が逆転勝ち

 前半は世代ナンバーワンのシューターに苦しめられたが、後半は伝統の強烈プレスで完封した。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会は28日に男子の準決勝を行い、第1試合は福岡第一(福岡)が103-72で桜丘(愛知)に圧勝した。

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 最終的なスコアを見れば完勝だが、前半は今大会で初めてビハインドを強いられた。桜丘は、U-18日本代表のエース富永啓生(3年)が驚異的なシュート力を発揮。相手のエースキラーにフェイスガードを仕掛けられながらも前半で3ポイントシュート7本を決めて31得点を挙げた。福岡第一は、マークについた古橋正義(3年)のファウルが増え、マークを変えながら対応したが止められなかった。

 しかし、福岡第一は後半になると、オールコートディフェンスを発動。主将の松崎裕樹(3年)は「本当は(決勝まで)見せない方が良かったと思うけど、初めて前半でリードされて、先生も『出し惜しみせず、この試合を勝ちに行こう』ということだったので。富永に30~40点取られるのは覚悟して、ほかを止めようと話していたけど、相手の8番(藤田龍之介、3年)にも3ポイントを決められて、ヤバイかなと思った」と、全力モードを引き出されたことを明かした。

 すると、福岡第一は相手の起点となるガードに強烈なプレッシャーを与えて自由を奪い、富永へのパスコースを封殺。次々に相手ボールを奪ってゴールを量産し、46-48から77-57へと一気に突き放した。富永はまったくパスを受けられず、第3ピリオドのシュートは、フリースローによる2点のみ。第4ピリオドも4得点に留まった。

桜丘のエース富永は悔し涙

 富永は「自分がエースとして引っ張らないといけないと思っていたし、前半はできたと思うけど、後半に止められてしまったのは反省。相手の守備がきつくなくて(ボールを持っても)2、3人と寄って来られて、タフショットになってしまった」と悔し涙を流しながら試合を振り返った。

 福岡第一は、留学生のクベマ・ジョセフ・スティーブ(2年)とU-18日本代表の松崎裕樹(3年)が得点源となったが、後半に富永から主役の座を奪ったのは、U-18日本代表のポイントガード河村勇輝(2年)だった。河村は、富永のマークをヘルプに行ったかと思えば、そこから出されたパスに追いついて別の選手のシュートをブロック。さらに、ようやく富永にボールが渡った場面でスティールを決めて速攻。第4ピリオドに入ると3ポイントを決めるなど相手にチャンスを与えないプレーを見せ、勝敗を決定付けた。

 福岡第一は、第4ピリオドでさらにリードを広げ、3分半以上を控えメンバーでプレー。世代ナンバーワンスコアラーさえもストップし、決勝に駒を進めた。1年次に優勝している松崎は「優勝がどれだけ嬉しいかではなく、どれだけ難しいかを伝えている。優勝候補が負けるのは、よくあること」と勝って兜の緒を締め、翌29日の決勝に目を向けた。

平野 貴也 / Takaya Hirano

最終更新:2018/12/29(土) 12:45
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