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神戸リージョ監督が日本代表を語る。 「条件次第でスペインにも勝てる」

2018/12/31(月) 6:40配信

webスポルティーバ

「吉田(麻也)はいいセンターバックだ」

 ヴィッセル神戸監督のフアン・マヌエル(ファンマ)・リージョは、独自の所見を述べている。11月の日本対キルギス戦の翌日だった。

【写真】神戸・リージョ新監督の特異な経歴と実績「日本代表監督を狙いたい」

「(吉田は)顔つきがいい。周りのチームメイトに、戦いの真剣さを伝えることができている。ここに俺はいるぞ、心配するな、と。後ろから安心を伝えられる。一家の父親のように、ね」

 リージョはそう言って、高い評価を与えた。スペインの名将が見た、日本サッカーと日本代表の実状とは――。

「日本代表は、すでにW杯でも十分に存在感を示している。今の日本は条件次第で、どこの代表でも破る力を持っているだろう。たとえそれがドイツ、イタリア、スペインのような強豪国が相手でもね。もし日本がいい状態で、相手の調子が悪かったら……必ず勝機はあるはずだ」

 リージョはそう言って、日本代表のポテンシャルの高さに言及している。一方で、戦いの進め方に関しては苦言も呈した。

「ロシアW杯の(決勝トーナメント1回戦)ベルギー戦では、明らかに悪い試合マネジメントがあった。それは日本人の性格なのかもしれないが、ペナルティエリア内では、生きるか死ぬかの勝負のはずなのに、それが足りなかった」

 彼はさらに言葉を継いだ。

「海外で活躍する日本人は、中盤の選手が多い。スキルが高く、優雅なプレーができる。たとえば、ベティスの乾(貴士)はそうだろう。キヨ(清武弘嗣)も、セビージャ(2016-17シーズンに所属し、当時、リージョはヘッドコーチだった)では万能だった。技術に優れ、球際を戦えたし、能力の高さを示していた。活躍できなかったのは、諸事情があったからだ。

 一方で、センターバック、センターフォワードなど、エリア内で戦う日本人選手がヨーロッパで活躍するケースは少ない。日本人のキャラクターなのだろうが、少しおとなしすぎる。穏やかで、正直であることは悪いことではないが、エリア内の選手はいつも飢えてないといけない」

 リージョは、日本人の潜在能力を信じているからこそ、そう厳しく指摘するのだろう。伸びるポイントを的確に示した。

「たとえば日本人選手は、もっとボールを持ち運んでいいと思う。ドリブルで相手を抜いていくというのではない。ボールを持ち運び、相手を誘い出すというのか。ボールを動かして、相手を引きつけ、(敵の)ポジションをずらし、味方をフリーにする。そこでコンビネーションが生まれる。日本人はそれをあまりしない。エリア内に入っていく、仕掛けのドリブルは好きだけどね」

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最終更新:2018/12/31(月) 6:40
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