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ジェームズ・ボンド俳優5人の降板理由は意外だった!

1/4(金) 21:42配信

エスクァイア

ティモシー・ダルトン 「法的問題」

 ボンド役を引き受ける前からティモシー・ダルトンは、「何年にもわたって同じキャラクターを演じるとなると、飽きてしまいそうだ」と心配していました。 
 
 とはいえ、ダルトンが「007」映画2作品に出演した後に降板したのは、飽きたことが理由ではありません。実際、この降板には、彼にはどうしようもできない事情がありました。というのも、彼は1990年の3作目に向けて準備万端でしたが、イオン・プロダクションとMGMの間の係争のために、この製作が遅れてしまったのです。 
 
「訴訟があったため、ボンド役の契約は切れてしまいました」と、ダルトンは「ザ・ウィーク」に語っています。 
 
 1994年に法的問題が解決したとき、ダルトンのボンド復帰への道は開かれていました。ですが、彼はもうひとつの作品の出演があり、シリーズを去ることを決めていました。 
 
「(プロデューサーのアルバート・ブロッコリは)きわめて当然のことながら、次のように言いました。『ティム、もう1作だけではダメです。前作から5年も経っているんですから、復帰して1作だけ出演するというわけにはいきません。4、5作は出てもらわないと…』と」、このようにダルトンは当時のことを回想しています。 
 
「それを聞いて私は、『いやいや、そうなったら残りの自分の人生は、ボンド役で終わってしまう。やり過ぎだし、長過ぎる』と思いました。ですので、丁重にお断りしました」とティモシー・ダルトン。 
 
 まさか法的問題が発生していたとは、世界中の「007」ファンは気づいていなかったのかもしれません。しかしながら、残りの俳優人生をボンド役で納得するのか…は、俳優ごとに違うようですね。

ピアース・ブロスナン 「本人以外の決断」

 お気の毒なことですが、ピアース・ブロスナンはボンド役を退くタイミングを、自分で決めることはできなかったようです。 
 
『007 ダイ・アナザー・デイ』は批評家からは好まれなかったものの、当時、最高の興行収益を上げたボンド映画でした。ですのでブロスナンは、5作目にも登場すると見られていましたし、本人も間違いなくその準備をしていたようです。 
 
 しかしながら「007」シリーズの解説本『Some Kind of Hero: The Remarkable Story of the James Bond Films』に収められたインタビューによれば、5作目の交渉はブロスナンの求める方向に進まなかったと言います。 
 
 そして彼は、「ダイヤモンド・イン・パラダイス」の撮影でバハマにいたとき、「交渉は停止した」と伝えられたそうです。ブロスナンによれば、当時のプロデューサー陣は自分たちが何をしたいかはっきりわかっていなかった言っています。 
  
「バーバラ・ブロッコリとマイケル・ウィルソンは、どっちつかずでした。『本当にごめんなさい』とバーバラは泣いていました。マイケルは頑なな態度で、『君は素晴らしいジェームズ・ボンドだった。本当にありがとう』と言いました。私は『こちらこそ本当にありがとうございます。それでは』と別れを告げたんです」と、ブロスナンは語っています。 
  
「それで終わりでした。まったくもってショッキングでしたが、最終的に切り捨てられてしまったんです」とピアース・ブロスナン。 
 
 まさか本人以外の決断で降板することになってしまったとは、とても気の毒なことです。その後、多くの作品で銃を握ることが多かった彼ですが、その姿はやはりジェームズ・ボンドにしか見えった方も少なくなかったはずです。

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最終更新:1/4(金) 21:42
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