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1日10時間練習も…ストイックすぎる美女プロゲーマー・はつめの日常

1/6(日) 7:03配信

FRIDAY

収入は高校生のバイト1ヵ月分くらい

--はつめさんは「専業」プロ選手ですね。基本的には、選手としての活動以外に収入がないと思いますが、生活面で苦労されることはありますか。

はつめ:私はプロ選手としては、大会で上位入賞できるだけの実力がないので、まだまだ賞金だけで生計を立てることは難しいです。収入としては、スポンサー料がメインで、毎月一定額を頂いていますが、「プロ」と呼べるほどたくさん頂いている訳ではなく……。イベント出演の数によっても変わるのですが、平均すると高校生が1ヵ月みっちりバイトしたくらいでしょうか。でも私、あまり物欲もなく、買い物もしないので、それほど困っていません(笑)。ただ、海外での大会は、渡航費、滞在費を出して頂いているので、それはとても助かっています。

--eスポーツ選手として活動しているうえで、嬉しいことと辛いことはなんでしょうか。

はつめ:やっぱり勝ったときです。勝てるようになってくると、どんどんゲームをするのが楽しくなってくるんです。あとは、私のプレイを見て「スト5を始めました」と言ってくれる人がいて、それは本当に嬉しいですね。

辛いことは、長い時間プレイしていると「自分が強くなっているのかわからなくなってくる」こと。始めた当時は、必殺技が出せるようになったり、難しいコンボが決められるようになったり、自分が強くなったことが実感しやすかったんですけど、ある一定のレベルまでくると、そういったわかりやすい上達ではなくなってくる。いくら時間をかけても、本当に自分が成長しているかわからないんです。

だから、一通りできるようになってしまうと、後はもっている引き出しでどうやって戦っていくかにかかってくるんですよ。たぶん、eスポーツのプロ選手って、完成した人同士が戦うのでこういう感覚の人が多いと思います。

--まさにプロだけが見える境地ですね。はつめさんが思う、格闘ゲームにおける「強さ」とは何だと思いますか。

はつめ:対戦格闘ゲームは、FPSとかに比べると競技年齢も高め。反射神経や運動神経だけでなく、経験が物言うジャンルです。すでに10~20年と対戦格闘ゲームをプレイしている選手たちに比べると、私の経験は本当に少ないんですけど、その少ない経験を最大限に活かして、駆け引きや試合勘のようなものを発揮できるかで強さは決まってくるのだと思います。

だって、みなさん私が生まれる前から波動拳を撃っている人たちなんですよ。そんな方々を相手にしなくちゃならないんですから、相当努力しないと追いつかない。しかも、トッププレイヤーである、ときど選手とかウメハラ選手などは、私以上に練習をしているわけです。でも、私や同年代の若手がそこを追い抜いて行かないとeスポーツは面白くなりませんから、頑張るしかない。

--素晴らしい意気込みですね。最後に今後の目標をお聞かせください。

はつめ:成績的にはカプコンプロツアーのファイナリストになることを目標にしています。来年はもっといろいろな大会に出たいと思っています。そういった経験により、もっと強くなれると信じています。私はプロ選手としての実力はまだまだ。女性プレイヤーという希少性だけで注目されているところはあります。だからこそ、他のプロ選手と同じように実績で認めてもらえるようになりたいんです。

取材・文・撮影:岡安学

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最終更新:1/6(日) 7:03
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