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月に5500万稼ぐ人も!ゲーマーを支える「配信ビジネス」のいま

1/7(月) 7:02配信

FRIDAY

eスポーツとTwitchは一緒に成長してきた

2018年、流行語大賞のトップテンに入るほど大きな注目を集めた「eスポーツ」。日本国内でも、数々のイベントが開催され、競技人口も右肩上がりだ。その熱狂のど真ん中、eスポーツの「現場」にいる当事者たちはこの盛り上がりをどう感じているのか。

ゲーム実況を中心にした動画配信サービス「Twitch」の日本人社員第一号である中村鮎葉氏。Twitchの月のアクティブユーザー数は全世界で1億人を超え、配信を行うストリーマーの数は200万人ともいわれる。配信者と視聴者の間にいる中村氏に、日本eスポーツの現況を訊いた。


――ゲーム配信プラットフォームとして、世界でも筆頭に挙げられるTwitchですが、日本ではまだまだ知らない人も少なくありません。まず最初に、他の動画配信サービスとの違いを教えていただけますでしょうか。

中村鮎葉氏(以下中村):Twitchは「Justin.tv」という配信プラットフォームを母体に、ゲームに特化したプラットフォームとして2011年に誕生しました。当時はゲーム実況しか配信されていませんでしたが、最近では「ゲーマーが集まる場所」をテーマに、ゲーマーが料理をしたり、雑談をしたり、散歩したり、そういった「ゲーマーの生活に関わるすべての動画」を配信するようになりました。実際、現在の日本のTwitchだと、雑談やトークの配信が多くなっています。日本での視聴者は右肩上がりで、いまでは全世界で成長率トップ3に入る急成長ぶりをみせています。

――配信サービスを運営する立場から見て、現在の日本eスポーツに関してどういった感想を持っていますか。

中村:ご存知の通り、世界ではすでにeスポーツが盛んな国が多く、ポジティブなニュースも年々増えています。ゲーム会社以外の企業が参入するケースもよく耳にしますね。日本ではようやくムーブメントの第一波が来た感じですが、海外では次の段階、第二波ともいえる波が来ています。日本はそれに比べると遅れを取っているのは確かですが、ここ数年の急成長はかつてない速度感だと感じています。

eスポーツとTwitchは一緒に成長してきました。eスポーツ大会がストリーミング配信を後押しし、ストリーミング配信がeスポーツ自体の知名度を上げている。良い関係性と相乗効果が表れているのだと思います。

――Twitchにはゲーマーをサポートする様々な機能があると思いますが、その一つにストリーマーがゲーム配信で生計を立てられるシステムがありますよね。

中村:はい。Twitchは視聴者が配信者を直接支援できるようなシステムを設けています。一つが「サブスクライブ」です。特定のクリエイターが配信するチャンネルに月額でお金を払うことで、それがクリエイターの収入になり、支援することができます。無料で視聴することも可能なのですが、応援したいという気持ちから能動的に支援する人も少なくありません。

もうひとつは「ビッツ」と呼ばれるTwitch内のデジタルグッズを利用したもの。ゲーム内で何か素晴らしい結果を残したり、視聴者のリクエストに応えるプレイをした配信者に、都度ビッツを贈るシステムです。

Twitchはサブスクライブやビッツの一部をロイヤリティとしていただいていますが、基本的にはクリエイターにお金が回るように考えています。Twitch自体はあくまでプラットフォームで、コンテンツを提供しているわけではありません。なので、配信者などのクリエイターのみなさんが最も大切。「クリエイターファースト」を大事にしています。

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最終更新:1/7(月) 7:02
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