ここから本文です

「禁煙を決意した人」をどう支えればいい?

1/9(水) 22:10配信

ライフハッカー[日本版]

引き受けようとしないこと

私自身が、自分の習慣をやめようとするときは何が効果的かわかっています。

フィアンセが禁煙することを決意したとき、私の内なる支配欲が頭をもたげ、自分の経験と知識に基づいた行動プランを彼に提案したい気持ちになりました。

タバコを吸っているころの彼の朝の習慣は、起床、コーヒーを作る、コーヒーとタバコを手にポーチに出る、というものでした。タバコを止めたときも彼はこの習慣を続けていましたが、ポーチに出るときはコーヒーだけにしてタバコは持っていません。

それでも私は、この習慣が彼にとってあまりにも誘惑的ではないかと心配しました。

彼は私のアドバイスのいくつかは取り入れましたが、ほとんどは割り引いて聞いていました。なぜならば、一日の終わりに自分の習慣を体験しているのは彼自身だからです。

彼は自分の習慣の意味を知っているので、どうすれば一番いいのかわかっています。それに加えて、試行錯誤するのもタバコをやめていくことの一部だということを受け入れる必要があります。

平均的な喫煙者は、ちゃんと禁煙できるまでに何度も失敗しては再挑戦しているのです。何が効果的で、何がそうでないかを発見し、必要に応じて調整します。

肝心なのは、誰かをサポートするときは、相手にあれをしろ、これをしろと言うのは価値のないことで、相手の決心を信じてあげるしかないということです。

どんなフィードバックが一番効果的か知する

ネガティブなことも人にモチベーションを与えられることがあります。依存症の克服ぐらい大変なことなら、少しばかりネガティブであることもアリです。

たとえば、最近CVSが後援した研究によれば、お金を失うという考えが禁煙している人にモチベーションを与えることがわかりました。

プログラムのうちの2つは、被験者が150ドルの前金を支払うことになっていました。これは、被験者がうまく禁煙できると払い戻されます。全体的に、インセンティブを与える4種類の禁煙プログラムに参加した被験者は、通常の治療の3倍も禁煙に成功する傾向がありました。

さらに、前金の支払いを要求するグループに入ることになった被験者は、単純なインセンティブのあるプログラムの被験者より、実験への参加を断る確率が高かったのですが、他の種類のプログラムに比べて6か月の禁煙の成功率は2倍近くになりました。

もちろん、ここではたくさんの要素を考慮しなければなりません。

たとえば、前金を払うのに十分なモチベーションがある人は、禁煙に対して平均以上の覚悟があるのかもしれません。喜んでそのお金を賭けるのは、安全な賭けだと確信しているからです。

そうは言っても、人によっても場合によっても何が効果的なフィードバックになるかは違ってきます。禁煙しようとしている人へのサポート方法に関するアドバイスのほとんどは、常に楽観的でいるようにというものです。それは理に適ったことです。

そして、私の筋書きでは、彼といた時間の95%は恐らく楽観的でいました。相手を誇りに思っていることや信頼しているということや、その種のあらゆることを相手に伝えるとモチベーションを与えることになるのは明らかです。

でも、私が不注意だった残りの5%についてお話ししましょう。

あるとき、フィアンセがうっかりタバコを吸ってしまったとき、私は彼にがっかりしたと言ってしまいました。そのせいで、彼に罪悪感や恥じる気持ちや、自分は小さい男だという感情を抱かせてしまったのです。

私はそのときの感情に任せて行動して、その反応が彼の進捗にどれだけ影響を与えるか考えていませんでした。

でも、この反応が実際に助けになったと後になって彼に言われました。彼は恥ずかしくて赤面しただけではなく、欲求に屈することを分析したおかげで、それ以降は誘惑を何とか回避できたのだそうです。

でも、誰もが同じように反応するとはかぎりません。そして、ほとんどの場合は、ポジティブでいた方が役に立ちます。

しかし彼はもともと皮肉屋なところもある人です。たまに「あなたのことを誇りに思うわ」と言われると喜びましたが、いつもそれを言われたり、私が過剰に張り切ったりすると、彼はバカバカしくなってしばらくの間イライラしました。

要は、人はそれぞれ違うということです。

ほとんどの場合はポジティブな言い方が功を奏するのですが、自分のパートナーに耳を傾けて、そのときの状況によりどんな種類のフィードバックが一番良いか察知する方がそれ以上に効果的だと気づきました。

2/3ページ

最終更新:1/9(水) 22:10
ライフハッカー[日本版]

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフハッカー[日本版]

株式会社メディアジーン

毎日更新中

ガジェットなどを駆使し、スマートに楽しむ仕事術「Lifehack」。「ライフハッカー[日本版]」では、その言葉を広義に捉え、生活全般に役立つライフハック情報を日々お届けします。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事