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ADHD、ASD…発達障害の子が「楽しい」と思える学習法とは?

1/11(金) 11:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

ADHDやASDなどの発達障害の子どもたちは類まれな能力を持っていることも多く、その才能は幼児期の適切な教育によって引き出すことが可能です。それには、子どもの「やりたくない」を「やりたい」に変えてあげる工夫が不可欠です。本記事では、子どもの「楽しい」を引き出す学習法を紹介します。

さまざまな「遊び」の要素を取り入れる

発達障害の子どもは、すばらしい才能を持っている一方で、できないことも多くあります。子どもがやりたくないと感じていることを強要する必要はありません。

とはいえ、社会で暮らしていくうえで、どうしてもできるようになる必要があるならば、「楽しい」「やりたい」と思える工夫をすることが大切です。子どもは遊びの要素を取り入れることで、やりたくないことでも目を輝かせて取り組めるようになります。

たとえば、「あ」という文字について学ぶとします。

ノートに「あ」という字を書きながら

「これが『あ』という字だよ。さあ、書いてごらん」

と鉛筆を渡して教え込もうとすると、子どもは文字を覚えることに苦痛を感じます。このとき、脳内では、扁桃核が「これは嫌いだ、学びたくない」と判断します。そしてその苦痛からなんとかして離れようとするのです。

逆に、扁桃核が「好きだ、学びたい」と判断すれば、子どもは強制しなくても自分からやろうとします。理屈ではなく、好きか嫌いかです。

つまり、子どもに面白くないと思われる教え方をしてしまうと、そのこと自体を嫌いにしてしまい、より習得が難しくなってしまうのです。一方、子どもがもっと学びたいと思えるようなアプローチができれば、いつのまにかスムーズに習得できてしまいます。

子どものやる気を引き出すポイントは、さまざまな遊びの要素を取り入れてみることです。すると遊んでいるうちに、自然と身についていきます。

ひらがなを使って魚釣りゲームのような遊びをしてみると、子どもたちは身を乗り出してこの「ひらがな釣り」という遊びに夢中になります。その最中に、「あ」が釣れたら大人が

「『あ』が釣れたね。これは『あ』だね」

というように「あ」という音をたくさん聞かせるようにします。すると「あ」という文字の形と、「あ」という音声が結びついて、これは「あ」という音を表す文字なのだ、ということをいつの間にか学んでいくのです。

子どもたちは同じ遊びばかりではすぐに飽きてしまいます。魚釣りの次はパズルというように、手を替え品を替え、ひらがなに触れさせます。ひらがなの書かれたパズルを使って遊ぶときにも、同じです。パズルに書かれたひらがなを見ながら、なるべくその文字の音を聞かせるように話しかけます。

子どもが好きなものは、私たちの身近にたくさんあります。たとえば、小さな子どもはマジックテープをビリビリとはがしたり貼ったりするのも好きですし、磁石をパチンとつけるのも好きです。そういった身近なものを使った遊びを工夫し、楽しんでいるうちに自然と身につけるのが、学習の近道です。

幼児期に、子どもの目が輝くような機会を多く持つことができれば、気づいたときには膨大な量の情報がインプットされています。このように情報をインプットしていくやり方は「パターン学習」とよばれます。パターン学習では、量が質を高めます。量と質の関係は、正三角形の底辺と高さのようなイメージです。底辺が長くなれば高さも高くなり、結果として面積が増えるのによく似ています。

このように、量が質へと転換していくのは、幼児教育の特質ともいえます。

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