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GACKTの「格付けチェック!」に異議 仮想通貨“被害者”たちの声

1/11(金) 5:57配信

デイリー新潮

 今年も正月恒例「芸能人格付けチェック!」に出演したGACKT(45)。自称「一流がわかる芸能人」の年に1度の晴れ舞台だったが、2018年は、この男の胡散臭さが世に浸透した年ではなかったか。

【音声】怪しい仮想通貨を煽った「GACKT」の売り口上

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 正月にテレビなんて見ない、という方のために説明すると、「格付けチェック!」は、テレビ朝日系列で2005年以来放送している、正月の特番である。

 芸能人がチームを組んで、二つの品をお試し。「高級品」と「安物」を見分け、正解率を競う、というもので、ここ数年は、視聴率20%近く。その看板スターの一人がGACKTで、出演する度に的中を重ね、58連勝中! という“奇跡”を演じているのである。

 所詮バラエティだし、その“プロレス的”舞台裏については触れぬが華、だろうが、

「どの面下げて彼は番組に出るんでしょうかね」

 と本気で怒る人々もいる。彼による仮想通貨宣伝“被害者”たちの合唱である。

 例えば、

「彼のススメで上場前、1千万単位のSPINDLE(スピンドル)を購入しましたが……」

 と言うのは、GACKTと近しい友人。

 GACKTが触れ回った仮想通貨「SPINDLE」については、運営会社が業者登録をしていなかったことが発覚。それに絡んで、野田聖子総務相の秘書が金融庁の役人へ“圧力”をかけたことも表沙汰になった、曰くつきの通貨だ。

 上場直後は1SPINDLE=28円だった価値も、一時は300分の1まで大幅な下落を見せたのである。

「おかげで大損。どうしてくれるんだ! とGACKT側に説明を求めて連絡しましたが、のらりくらりで満足のいく回答はありません」

広告塔

 また、

「私たちはGACKTさんの目利きを信用して購入した。説明責任を果たしてもらいたいと思います」

 とは、また別の仮想通貨「アセットコイン」の購入者。彼はこのコインの宣伝イベントにGACKTが登壇したことを知って安心し、数十万円をつぎ込んだという。が、

「当初は、すぐに上場すると言っていたのに、一向に進まない。運営側にもはぐらかされたままで、返金すらしてもらえません」

 と言うから、ダマされたのか。GACKTはその広告塔になったようなものである。

 投資ライターの高城泰氏は言う。

「両コインとも、仮想通貨を少しかじっている人間であれば、怪しいと気づくレベルのもの」

 となれば、それにどっぷりつかったGACKTの“目利き力”など言わずもがな。

 GACKTのしたり顔を嗤いながら、お屠蘇をキュッ。これが「格付けチェック!」の正しい鑑賞法である。

「週刊新潮」2019年1月3・10日号 掲載

新潮社

最終更新:1/11(金) 12:46
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