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ゴールデングローブ賞のあの美女は誰だ? 全米が騒ぎ、大女優がキレた女性の正体

1/12(土) 11:30配信

クーリエ・ジャポン

「フィジーガール」が一夜にしてシンデレラガールに

米国で開催された第76回ゴールデングローブ賞の授賞式で、出席した名だたるセレブたちを押しのけて、意外な人物が世界中で注目され、インターネットで大変な話題を呼んでいる。

その人物は、セレブなどが歩くレッドカーペットを、海外で人気のミネラルウォーター「Fiji(フィージー)」を配って歩く女性。数多くのセレブの写真の背後にちゃっかりと映り込んでいるのだが、その姿が美しいと話題になったのだ。

米誌「ニューヨーク」は、「ケレス・カスバートは6日のゴールデングローブ賞で自分が大きな騒動になるとは予測していなかった。モデルである彼女は、過去にも何度かやったことがあるフィージーの飲料水のアンバサダーとして、会場に入って仕事をするだけだった。どれだけネット関連のマーケティング専門家でも『バイラル』というのは誰も計画できないもの。会場で喉が乾いたセレブにボトルを渡して数時間で、カスバートはツィッターやインスタグラムで拡散され、一夜にしてセンセーションとなった」と報じた。

カスバートは「フィージー・ガール」と呼ばれ、イベント終了後は引っ張りだこに。テレビや新聞にも登場して時の人となった。彼女は米TV「ET」にも出演。同番組によれば、「ゴールデングローブでは毎年、フィージーのボトルをセレブに配る女性を4人雇うのが伝統になっている」という。

そして今年、カスバートが授賞式の話題を完全にさらい、彼女のインスタグラムは、「前日まで5万人ほどのフォロワーが、12万人以上に急増した」という(ちなみにこの番組後には20万人を超えている)。

英語では、写真に紛れて写りこむことを「photobomb(フォトボム)」という。カスバートは見事にいろいろな写真に入り込んでおり、メディアの中には、「彼女はフォトボムのプロである」と称える記事もあるくらいだ。

気になるのは、カスバートが何者なのか、だ。英紙「デイリーメール」は、カナダ人でロス在住のカスバートが、「もともと際どいファッションや下着、ビキニのモデルなどをしていた」とし、2010年に自分のプロフィール用写真の撮影を担当した「プレーボーイな」カメラマンと「2度会っただけで」結婚していると書く。

また「福祉関係の学位をもっており、カウンセラーとしても働いていたことがある。その仕事は彼女がモデルとして仕事をするのに助けになっている」と語っているという。

そして報道によれば、一夜にして超有名人になった今回の騒動については「私の人生で最も変な日だったわ」と心情を吐露しているらしい。

同紙は彼女がきていた衣装まで特定。マルケッサ・ノッテというブランドのドレスで「782ポンド」と値段を掲載し、「メイクもヘアも自分自身でやっている」と書くなど、とにかく彼女について様々な情報が飛び交う事態になっている。

ゴールデングローブ賞の授賞式には、他にも何人かフィージーガールがいたが、彼女たちは一切話題になっていない。また会場には、フィージー以外にも、同じようなキャンペーンを行なっていたメーカーもあったが、既出「ニューヨーク」によると、「小さなボトルを配っていたモエ・エ・シャンドンの『モエ・エ・シャンドン・マン』などほかのスポンサーは、魅力的な外見のフィージー・ガールのような怒涛の報道には遠く及ばない」。

フィージー以外のキャンペーンのスタッフは、複雑な思いだったに違いない。

カスバートの地元であるカナダの日刊紙「トロントスター」は、カスバートのコメントを掲載し、彼女が「フィージーからは振る舞い方などの指示は何もなかった。ただ自分らしく楽しんできて、みんなの喉を潤してきて、と。あとどう動くかは自分次第ということね」と語ったと報じている。さらに現在世界で最も有名なフォトボムのエキスパートとして、こんなアドバイスをしているという。

「う~ん、こっそりと近づくことね。彼らが気づいてしまうとすべてが台無しになっちゃうから。相手に存在をまったく気づかれないようにしないといけないわ」

とはいえ、そんなシンデレラストーリーの一方で、この騒動を快く思っていないセレブが苛立ちの声を上げている。米女優のジェイミー・リー・カーティスだ。米誌「ピープル」は、カーティスがインスタグラムで、「(フィージーなど)スポンサー企業は、参加者から隣で商品の写真を撮りますと許可を取る必要がある」と苦言を呈していると書く。

いずれにせよ、騒動を一番喜んでいるのは飲料水メーカーのフィージーに他ならない。

Toshihiro Yamada

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