ここから本文です

母乳育児のコツと、ミルク育児への切り替えが必要になったときの上手な移行のしかた

1/12(土) 8:00配信

たまひよONLINE

今進めている母乳育児、順調に進んでいますか?  おっぱいをあげることにしんどさや不安、心配があるのなら、“何がなんでも母乳!”じゃなくていいんです。ミルク育児に切り替えることは、決して悪いことではありません。でも、「もう少し、おっぱい頑張ってみよう」と少しでも思うのなら、コツをつかんでラク~に進めてみませんか?  肩の力を抜いて進められる“母乳育児”のコツや、ミルク育児への上手な移行のしかたを、助産師の小澤千恵先生に教えてもらいました。

母乳育児をラクに進めるコツと注意したい行動ポイントは?

赤ちゃんの主な栄養源となる母乳とミルク。どちらを与えようとも、ママが笑顔でいることが赤ちゃんにとって最高の栄養であることに変わりありません。ただ、母乳はわが子にとって世界で一つしかない飲み物であることも事実。特別な事情や無理がなければ、母乳が出るのにあえてミルクに切り替えてしまうのは、ちょっともったいない気もしますよね。そこで、母乳育児をラクに進めるコツとママが注意したいポイントを紹介します。

母乳育児をラクに進めるコツ

(1)おっぱいを繰り返し吸わせる
生後間もない赤ちゃんは、唇に触れたものを反射的に吸う性質があり、唇に乳首が触れると自然に吸いつきます。ただ、母乳は最初からたくさんは出ませんし、赤ちゃんもうまく吸えず、途中で眠ってしまうこともあるかもしれません。でも、繰り返し吸わせると、しだいに上手に吸えるようになるでしょう。

(2)正しい授乳姿勢でまんべんなくおっぱいを吸わせる
乳汁がママの乳房の中にたまってしまうとトラブルの原因になります。正しい姿勢でまんべんなく飲ませることが大切です。

(3)乳首を深く含ませる
赤ちゃんがママの乳首を浅くくわえておっぱいを飲む“浅飲み”は、乳頭に傷ができるなどのトラブルが起こりやすくなります。乳輪が隠れるくらい深く含ませることが、母乳育児成功のコツの一つといえます。

(4)授乳リズムを乱さないように規則正しい生活を心がける
昼夜のリズムがつき始める3ヶ月ごろになると、お出かけする機会が増え、授乳リズムが乱れやすくなります。外出先でもリズムが乱れないように授乳ケープを用意したり、不慣れな場所で飲まないときは静かな場所に移動して授乳するなどの工夫をするといいでしょう。ママも疲れがたまりやすいので、規則正しい生活リズムを心がけましょう。

(5)栄養バランスのいい和食の食事を意識する
タンパク質、炭水化物、ビタミン・ミネラル をバランスよくとれる和食がおすすめです。温かい食事で体を内側から温めると、血液の循環がよくなっておっぱいトラブルの予防になります。体を温める食べ物(主に根菜類)や温かい飲み物(麦茶やハーブティーなど)をとるといいでしょう。胃腸機能が高まって血液の循環が促されるため、母乳の出がよくなります。

★「まごわやさしい」を意識した和食がベター!
ま 豆類
ご ごま
わ わかめ(海藻類) 
や 野菜 
さ 魚 
し しいたけ(きのこ類)
い いも類

(6)水分をしっかりととる
水分は1日1.5~2リットルを目安に水分補給を心がけましょう。朝にお湯で1日分のお茶を沸かし、その日のうちに飲みきるように意識してみてもいいですね。ごぼう、だいこん、にんじんといった根菜類などを入れた具だくさんの汁ものをまとめて作り、毎食食べるようにすると、栄養も水分もとれて一石二鳥です。

(7)体を冷やさないようにする
母乳は血液からつくられています。体が冷えて血行が悪くなると、おっぱいの詰まりや分泌量が減る原因になるので注意しましょう。湯船につかる場合は5分くらいを目安にします。母乳が出にくいママは、7分以内なら長めにつかってもOKです。

★おすすめ3つの冷え対策
1 肩まわり、背中、足首を温める
2 半身浴や足湯で体を温める
3 防寒対策は保温効果のある薄手のインナーがおすすめ。厚着に注意!

(8)適度な運動で母乳の出や体の不調をコントロールする
肩や背中のこわばり、冷え、体の痛みなどの不調を感じたり、母乳の出が気がかりなときは、肩や首を回す・伸ばすなどのストレッチ、手をグーパーする運動も効果的です。無理のない範囲でできるときに行いましょう。

(9)ストレスをためない
ママが強いストレスを受けると、母乳を押し出すホルモンの分泌が止まってしまう場合があります。育児の悩みは1人で抱えず、専門家などに相談しましょう。疲れたら、家族の手を借りて体を休める時間をつくることも大切です。

(10)家族全員で感染症予防をする
ママや赤ちゃんが病気になると、授乳リズムが乱れたり、おっぱいトラブルになりやすいです。家族全員で感染症予防を心がけます。帰宅後は、手洗い・うがいを徹底し、部屋の湿度は50~60%を保てるように加湿器などで調整するといいでしょう。インフルエンザなどの感染症流行期は人混みを避け、外出時はマスクをします。家族が感染した場合は、部屋を別にするなどして感染拡大を防ぎます。

1/2ページ

最終更新:1/12(土) 8:00
たまひよONLINE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

たまごクラブ

株式会社ベネッセコーポレーション

毎月15日発売

妊娠・出産に戸惑うママたちの気がかりを解消し、毎月の妊娠生活を強力サポート。

あなたにおすすめの記事