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2019年は、Googleの凋落の始まりの年になる

1/12(土) 7:13配信

DIGIDAY[日本版]

本記事は、電通デジタル 客員エグゼクティブコンサルタント/アタラ合同会社 フェロー/zonari合同会社 代表執行役社長、有園雄一氏による寄稿コラムとなります。

◆ ◆ ◆

その日、私は、Googleplex(Google米国本社)にいた。そこは、エンジニアやIT起業家の聖地のような場所。その聖地に、当時のGoogle Japan 代表の村上憲郎さんをはじめ、日本から10人ほど集っていた。目的は、GoogleのCEO(当時)、エリック・シュミットや、創業者のラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンなど本社役員たちに、Google Japan の経営方針や営業戦略をプレゼンすることだった。

当時の私は、Google Japan の営業戦略を構築する仕事をしていた。年間計画と四半期ごとの計画を立てて、多くの人の協力のもと、その計画を遂行していく。もちろん、一人で立案する訳ではなく、ほかの部門のシニアマネジャーと一緒に作っていく。なので、私の仕事は、各シニアマネジャーの取りまとめ役、あるいは、調整役といった面も強かった。

ラリーとセルゲイ

Google米国本社に乗り込み、いよいよプレゼンという日。もちろん、とても緊張していた。ギリギリまで資料の修正を行っていた記憶がある。そのとき、上司から「きょうは、ラリーとセルゲイも出るらしいよ」と聞かされた。

エリック・シュミットはGoogle Japan オフィスに何度か訪問していたので、握手もしたことがあったし、挨拶程度の会話をしたこともあった。だが、ラリーとセルゲイははじめてだった。いや、正確には、Google本社のキャンパスですれ違ったこともあったし、Google社内イベントなどでスピーチしている姿は見たことがあった。でも、同じ会議に出席するのは、はじめてだ。しかも、こちらのプレゼンを聞いてもらうのだから、緊張は120%を超えていた。

指定された会議室に入ると、部屋の奥の窓側の方にエリック、ラリー、セルゲイの3人が座って待っていた。ほかの米国本社役員もいて10人弱が座っていたと思う。

村上さんが英語で軽く挨拶し、プレゼンは始まった。たしか、持ち時間は1時間。40分程度で村上さんのプレゼンは終了。その間、少し質問があったように思うが、基本的にスムーズに最後まで終わった。そして、質疑応答の時間がやってきた。質問の多くはエリックが行っていて、私自身も、何かの質問に対して補足説明で1回だけ発言した。ただ、自分がどんな発言をしたのか、いまとはなっては覚えていない。というよりも、自分の発言だけではなく、エリックをはじめ米国本社役員たちからの質問がどんなものだったのか、具体的にはまったく覚えていないのだ。それぐらい、緊張していたのだと思う。

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最終更新:1/12(土) 7:13
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