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無冠のポチェッティーノとサッリ。カップ決勝進出へ執念の差が明確?

1/12(土) 11:31配信

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 イングランドの年始は過密日程の真最中。主力の疲労で欧州で戦うプレミア勢にブレーキが掛かる不安もあることから、例年、FAカップの引き分け再試合や、リーグカップそのものの必要性が論じられる時期でもある。

 ところが今年は、プレミア上位勢2チームの監督に、リーグカップ優勝の重要性が高まっている。1月8日に準決勝第1レグを戦った、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノと、チェルシーのマウリツィオ・サッリだ。

 ライバル意識の火花が散るロンドンダービー。前回対決した2018年11月のリーグ戦で、最終スコア(1-3)以上の完敗で今季初黒星を喫したチェルシーの雪辱戦という伏線もあった。

 しかし、国内メディアの焦点は両監督の「無冠」に向けられている。

 互いに、ポゼッションを志向する監督として評価は高い。だがビッグクラブで「結果商売」の現場を預かる監督としては、主要タイトル獲得がない点が心許ないとも言われる。

 就任5年目のポチェッティーノは、プレッシングを効かせた積極姿勢でトッテナムをプレミア優勝を争うチームへと進化させた。

 それでも、マンチェスター・ユナイテッドによるヘッドハントが噂された際、適任だという声とともに、サウサンプトンでの1シーズン半を含めて「優勝の味を知らない」という懸念が囁かれた。また今回のチェルシー戦前には、就任1年目の2014-15シーズン、リーグカップ決勝でチェルシーに敗れている過去も蒸し返された。

サッリの評判は上々だが。

 一方、今季からチェルシーを率いるサッリは、本人も触れたようにプレミア経験「まだ半年程度」。ボールを支配して攻め続けるスタイルを素早く浸透させたとして、序盤戦のうちに評判を上げている。

 それでも就任前の評判がさほど芳しくなかった理由は「優勝歴のない59歳」だったから。昨季、ナポリではユベントスとの優勝争いに4ポイント差で敗れた。その前年には、コッパ・イタリア準決勝で同じユーベに敗れている。

 サッカーの内容が好評でも「ここ一番で結果を出せないのでは?」という疑問がつきまとうポチェッティーノとサッリ。両監督にとっては、2月24日にファイナルを迎えるリーグカップの制覇こそが、疑念を払拭する最短の近道だ。

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最終更新:1/12(土) 11:31
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