ここから本文です

スズキ ジムニーシエラ|20年ぶり全面改良された本格4WD【石川真禧照の名車を利く】

1/13(日) 7:02配信

サライ.jp

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 

小型で高性能な車づくりに定評のあるスズキ。同社の人気車種のひとつジムニーが20年ぶりに全面改良された。初代の登場からほぼ半世紀。進化を遂げた4代目となる新型の実力と魅力を探る。

警察車両や消防車両も!ジムニーが世界中で愛される理由

スズキのジムニーは1970年に排気量360ccの軽自動車として発売された。当時は国産唯一ともいえる小型の本格4輪駆動車だった。軽自動車は日本独自の規格である。排気量の小さなジムニーを輸出しても海外市場ではエンジンの力不足を指摘され、販売台数を見込めない。そこで、1977年から海外市場向けに排気量800ccのエンジンを積んだ車種がつくられ、国内でもジムニー8という名称で販売された。

その後も輸出用に、排気量のより大きなエンジンを搭載し、車体もワイド化したモデルが登場。それらは軽自動車のジムニーと差別化するため、ジムニーワイド、ジムニーシエラと名付けられた。

1993年以降、ジムニーは排気量660ccの軽自動車と、1300ccのジムニーシエラの2車種が用意され、2018年7月、両車は20年ぶりに全面改良された。新型は悪路走破性に磨きがかかり、安全装備の充実が図られている。

排気量が1.5Lに拡大

今回は高速での走行性にも優れるジムニーシエラを紹介したい。

ジムニーシエラの外装は軽自動車のジムニーと基本的に同じだ。しいて違いを挙げると、トレッド(左右のタイヤの中心間距離)が13cm広く、フェンダーにタイヤを覆うカバーが付けられていること。そして、前後のバンパーがより大型であることの2点である。

エンジンは排気量1.5Lに拡大されたガソリンエンジン。それに5段手動変速もしくは4速自動変速機が組み合わされている。さらに2輪駆動と4輪駆動の切り替えを運転席横のレバーで行なえる副変速機も備えている。

高速走行の安定性に優れるので、長距離運転を楽しむ人にもお薦め

欧州への輸出台数の多いジムニーシエラは、開発段階でドイツのアウトバーンで走行テストを実施したという。アウトバーンとは速度無制限区間のある高速道路で、小型車でも時速100~130kmで走行するのが通常だ。ここで時速130km巡航のテストを繰り返した結果、ジムニーシエラは悪路のみならず、高速走行でもしなやかで安定した走りを手に入れた。軽自動車のジムニーよりも運転時の疲労が少ないので、高速道路を使って遠出する機会の多い人なら、ジムニーシエラがお薦めである。

1/2ページ

最終更新:1/13(日) 7:47
サライ.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事