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夫婦をやめてお金と時間を手にしたい38歳主婦、離婚に向けて行う4つの「離活」(下)

1/13(日) 6:10配信

オトナンサー

 15年間連れ添った夫と離婚したいと筆者のもとへ相談に来た、38歳専業主婦のケース。後編の今回は、離婚に向けて行うべき4つの「離活」のうち、「子どもの親権を渡さないための離活」「長期戦に備え、避難先を確保するための離活」について見ていきます。

子どもの親権を渡さないための離活

3.子どもの親権を渡さないための離活

 夫婦が結婚している間、未成年の子に対して、妻だけでなく夫も親権を持っています。海外では「離婚後の共同親権」が認められている国も多いですが、日本においては「離婚後は単独親権」なので、夫婦の片方が親権を得れば、片方が親権を失うのは不可避です。具体的には、離婚届の親権者欄の父または母にチェックを入れなければ、役所は受理してくれません。

 親権を決めるにあたり、最優先にすべきは子ども本人の気持ちです。本人の意思を尊重するのが第一。万が一、「ママと一緒にいたい!」と訴えかけているのに母親から引き離したり、「パパに付いていく!」と望んでいるのに父親を追い出したりすれば、子どもの情緒や人格に悪影響を与えるのは確実なので、子どもの希望を無視するのは論外です。

 つまり、親権を手に入れる上で大事なのは、収入の多寡や住居の広狭、環境の善悪より「子どもに気に入られるかどうか」です。そこで、美和子さんは娘さんに対して、ささいなことで怒らない、何でも褒めちぎる、少し面倒でも遊んであげる、欲しいおもちゃは何でも買ってあげるなど、ありったけのこびを売ったのですが、まだ離婚の準備段階です。正式に離婚するまで、子どものわがままを我慢し続けるのは無理でした。

 そこで、「ママが好きだからママに付いていく」ではなく、「パパが嫌いだからママに付いていく」と言わせる方が手っ取り早いことに気付いたのです。「パパはタバコ臭いし、加齢臭で汚いし、挙動不審で気持ち悪い」と娘さんに吹き込んだのですが、相手は離婚する予定の夫です。

「日頃の鬱憤(うっぷん)を発散して晴れやかな気持ちになりました!」

 美和子さんはそう振り返りますが、夫の悪口や愚痴、不満を子どもにぶつけても何とも思わないようで…「パパに付いていってもご飯は食べさせてくれないよ。お風呂も一緒に入ってくれないし、宿題も手伝ってくれないんじゃないかな。夏休みも遊んでくれないと思うけれど…」。

 夫が食事や入浴、宿題の手伝いや夏休みの旅行などに協力するかどうかは別にして、夫を実物以上に「悪い父親」に仕立てるべく、罵詈(ばり)雑言を並べたそうです。確かに、離婚準備の段階で娘さん洗脳しておけば、いざ離婚の話し合いで子どもの気持ちを確認するとき、どちらを選ぶのかは言うまでもありません。

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最終更新:1/13(日) 8:10
オトナンサー

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