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上司に「妊活中」を理解してもらうための説明術

1/14(月) 17:00配信

Suits-woman.jp

妊活を進めるにあたり、職場が妊活に理解のあるどうかは大きなポイントです。働きながら無理なく妊活するためのノウハウを不妊カウンセラーの笛吹和代さんにレクチャーしていただきます。

要望は具体的に、対策とセットで相談

妊活中であることを職場の上司や同僚に知っておいてもらうことは、とても大切なことです。不妊治療中であれば、治療のための通院を理解してもらう必要もあります。

職場に女性が多いのか男性が多いのか、既婚者が多いのか独身が多いのかによっても、妊活の理解度は異なります。ここではひとつ男性の上司を想定してお話しします。

妊活中であることを上司に知らせておくだけでも意味がありますが、その上で仕事の内容や分量、勤務時間、出勤時間などについても相談して決めておくことをおすすめします。

はじめに意識してほしいのは、感情だけで訴えてもダメということです。

特に男性の上司に相談する場合、理論的に妊活を説明し、具体的に要望する必要があります。「私、妊活してるんです」と言われても、男性の場合「あ、そうですか」で終わってしまう可能性があります。

「妊活中なのであまりストレスのかかる仕事はできません」とか「今までのように残業はできません」とか「平日の日中に通院する必要があります」とか、“結論”を具体的に話しましょう。

その上で対策も具体的に提案しましょう。たとえば、「業務内容を見直してください」とか「人をひとり補充してください」とか。

「妊活中なのでよろしくお願いします」と言っておけば、あとは上司がうまく計らってくれるだろうという期待は、幻想です。働きながら妊活するためには、「結論と対策をなるべく具体的に話す」ことが重要です。

男性の多くは「妊活」の知識はありません

男性に限りませんが、他人に「妊活中なのでよろしくお願いします」と言っても、相手には自分が期待するほどのものは伝わっていないと思ったほうがいいでしょう。

もちろん人によりますが、日本の、特に男性の妊活に対する理解度はまだまだ低いと感じます。たとえば自分の妻が不妊治療を行なったなど、自分が関わっていれば多少関心が高いかもしれませんが、そうでなければ、まったく知識を持ち合わせていないと思っていたほうがいいでしょう。

1回体外受精すればできるものだと思っている男性。通院が必要であると伝えると、「週何回?何曜日?そこだけ外しておくよ」とまるで定期通院のように思っている男性。笑い話ではなく、これが日本の職場のリアルです。

妊活の当事者はいろいろ調べてどんどん詳しくなって、まわりの人と話すときもある程度の知識を前提に話し始めてしまいますが、そこはちょっと注意が必要だと思います。


上司に妊活中であることを理解してもらうことは、ストレスを低減する上でとても大切です。勤務時間や仕事内容についての要望を具体的に伝えた上で対策を話し合いましょう。


(教えてくれた人/笛吹和代)
働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。

最終更新:1/14(月) 17:00
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