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西野カナ、事務所の総売上4分の1を稼ぐNo.1歌姫が抱えていた「女子ウケ音楽への葛藤」

1/16(水) 16:00配信

週刊女性PRIME

 ドクロのパンツにラフなTシャツ。手首に派手なバンドをつけて、人さし指と小指を立ててポーズを決める。

 普段見せるフェミニンなスタイルとはまったく別人の西野カナ。その写真が撮られたのは、活動休止を発表するちょうど10年前のことだった。

 三重県松阪市に生まれた西野。彼女の担任だった津市立白山中学校の服部滋教諭は、当時をこう振り返る。

「モーニング娘。に憧れていましたね。歌も踊りもうまくて、修学旅行のバスの中でも、ソロで歌ってくれました」

 '05年に『スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス』に応募。女優のオーディションだったが、その歌声が評価されレコード会社と契約を結ぶ。

「17歳の若さで歌手となった彼女ですが、なかなかデビューできず、3年もの間ボイストレーニングの毎日でした」(レコード会社関係者)

本当にやりたかった音楽

 '08年2月、大学に通いながら、シングル『I』でようやくメジャーデビュー。

「西野さんは高校時代に好きだった先輩の影響で、パンクロックやへヴィメタルなど激しい音楽が好きだったんです。でも、歌声やキャラクター的に今のスタイルでいくことになったんでしょうね」(同・レコード会社関係者)

 意外に思えるかもしれないが、過去のウェブメディアの取材ではこう語っている。

《もしかしたら、私が好きな音楽もみんな知らないかもしれない。クラブ系やレゲエにヒップホップとか、実はあまり顔に似合わないものが好きなんですよ》

 本当にやりたかった音楽と、世間が西野に求めた音楽は少し違っていたのだろう。

 彼女が作詞をするのは、会えなくなってしまった恋人を思って歌った『会いたくて 会いたくて』('10年)や、恋する女の子のちょっぴりわがままな“取り扱い説明書”を歌った『トリセツ』('15年)など、ストレートでチャーミングなポップス。ティーンの絶大な支持を得たが、一方で葛藤もあった。

「このままずっと、若い女性に刺さる恋愛の歌詞を書き続けていくことに限界を感じ始めていたのではないでしょうか。1度、自分を見つめなおす機会が欲しいと思っていたようです」(音楽ライター)

 しかし、彼女には悩む時間もなかった。年間4枚近いシングルリリースに加え、ライブやファッション誌の取材、テレビ出演をこなすなど、超多忙な日々。『紅白歌合戦』にも昨年まで9年連続で出場している。

「彼女が所属するソニーミュージックは多くのアーティストや俳優、女優を抱えているのですが、昨年の総売り上げの4分の1近くを西野さんが稼ぎ出していたそうなんです。金額的に見てももちろん堂々の1位で、CMやドラマなどで活躍中の女優・土屋太鳳さんと比較しても5倍以上、稼いでいたそうです」(同・音楽ライター)

 30歳を前にして、心の中に感じていた違和感は大きくなってしまい……。

「精神的にも肉体的にも参ってしまったというのが無期限活動休止の真相でしょう。ここ3年間ほどのスケジュールは本当に仕事でビッシリでしたからね」(同・音楽ライター)

 間違ってしまった西野の“トリセツ”。もう1度、彼女の歌声を聴ける日は来るのだろうか。

最終更新:1/16(水) 16:54
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