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伊藤美誠、平野美宇に挑むは、〝ミキハウス3人娘〟全日本卓球、後半の見どころ

1/17(木) 18:06配信

BEST TIMES

■優勝候補の筆頭、伊藤美誠

 1月14日から20日まで開催中の全日本卓球選手権。女子シングルス展望の後半は、19日(土曜)の準々決勝から始めよう。

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 この日は卓球台が2台になり、ベスト8がぶつかる。午後にはダブルスの準決勝と決勝も行われる。

 昨年の全日本でシングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの三冠を制覇した18歳の伊藤美誠は、今大会も優勝候補の筆頭。昨年のワールドツアーで中国トップ選手を立て続けに撃破して「大魔王」のニックネームを付けられたことも有名だろう。異質ラバーから繰り出す、妖術師のような変幻自在のみまちゃんワールドは、誰も真似できないオンリーワンの卓球だ。

 特にスウェーデンオープンで猛威を奮った「クロスのバックドライヴ→ストレートのミート打ち→フィニッシュのフォアスマッシュ!」という3連コンボは無敵だった。

  準々決勝の相手は橋本帆乃香か、安藤みなみか。これが微妙なところ。

 カットマン相手に鬼の強さを誇る伊藤美誠は、橋本帆乃香と相性が良く、危なげなく勝つ試合が多い。しかし、異質ラバーで自分と似たクセ者の安藤みなみは苦手で、一昨年の全日本でも敗れた相手だ。今の伊藤が負ける伏兵がいるとしたら安藤だけだろうという、その天敵と同じブロックに入った。

 安藤みなみは専修大学4年生の学生チャンピオン。みまパンチと同じミート打ちの得意な、変則卓球の使い手である。伊藤美誠がここを突破すれば、次の準決勝は石川佳純と早田ひなと芝田沙季のブロックを勝ち上がった選手が相手になる。

■成長株の21歳、芝田沙季

 芝田沙季にも注目したい。世界ランク15位まで上昇してきた21歳。知名度はまだ高くないが、18年のスペインオープンなど、ワールドツアーに準じる4大会で優勝。当時世界ランク2位の朱雨玲(中国)にも黒星をつけた右利きの成長株だ。小柄ながらも力強いフォアハンドを振り抜く。
 昨年の全日本では平野美宇とフルゲームの激戦を繰り広げ、あと一歩まで追い詰めながら敗戦。しかし、その後のワールドツアーでは韓国オープンとチェコオープンで、平野美宇に2連勝している。

 ワールドツアーの成績上位者だけが出場できる昨年12月のグランドファイナル、芝田沙季と世界女王・丁寧の一戦は印象に残った。
 丁寧は、必要のない相手にはしゃがみこみサーヴを使わない。この技を使うのは自分が認めた相手だけだ。芝田との試合では序盤、しゃがみこみサーヴを使っていなかったが、芝田にたびたびノータッチで抜かれると一変。途中から、この必殺サーヴを連発し始めた。世界女王が芝田を認め、本気になった証である。試合は丁寧が勝利したが、芝田も1セットを取り、進歩を見せつけた。
 今年の全日本。順調に勝ち上がれば、芝田沙季は準々決勝で石川佳純-早田ひなの勝者とあたる。これも楽しみなカードだ。

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