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【ビジネスの極意】『君たちはどう生きるか』に学ぶ同調圧力に負けないリーダーの決断

1/21(月) 7:03配信

サライ.jp

ベストセラーとなっている『君たちはどう生きるか』を読まれた方も多いことだろう。

リーダーシップとマネジメントに悩む、すべてのビジネスパーソンのためのノウハウサイト「識学式リーダーシップ塾ではこの本から導かれるリーダーシップ、リーダーの決断について紹介している。

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『君たちはどう生きるか』に学ぶリーダーシップの大切さ

昭和を代表する知識人であり、ジャーナリストでもあった吉野源三郎の名著『君たちはどう生きるか』。2017年には羽賀翔一さんによって漫画化され、再び注目を浴びました。本書では1人の人間が生きる上で考えるべき問題を提示していますが、ここでは漫画版の「勇ましき友」というエピソードをもとに、組織でリーダーシップ、特にリーダーが決断することの大切さの重要性について解説します。

自分の意思で行動を起こせるか?

「勇ましき友」は、主人公コペルくんのクラスメイトである浦川くんにスポットを当てたエピソードです。家が貧しく、弁当のおかずに毎日油揚げを入れている浦川くんは、クラスのいじめっ子・山口くんのグループから標的にされています。周囲もそれに気づいているものの、山口くんのグループが怖くて見て見ぬふりを続けていました。コペルくんもそのことに気づいていましたが、クラスの同調圧力に負けていじめを解決しようと行動することができませんでした。

しかしある時コペルくんの友達で正義感の強いガッチンが、クラス全員の前で山口くんへの怒りを爆発させます。ガッチンの怒りによって解消されたかに見えましたが、ガッチンが山口くんと取っ組み合いになった途端、クラスには「ガッチンに加勢しよう!」という同調圧力が生まれてしまいます。その同調圧力を打ち破ったのは浦川くんでした。

「やめてっ!!
もう……いいんだよ、もう……。
たのむから、許してやっておくれ……。

引用:『漫画 君たちはどう生きるか』p83~84(句読点は筆者によるもの)」

そう言って浦川くんはガッチンにしがみつき、ガッチンが山口くんを殴るのを止めたのです。コペルくんはこの出来事で感じたことを、相談相手の「おじさん」に次のように語っています。

「ほんとは浦川くんだって、まわりの勢いにのっかって山口にやり返したい気持ちもあったと思う。
……でも、あの中で……きっと想像してたんだ。
一方的にやられるのが、どれだけイヤか……。
まわりの流れに勇気をふりしぼって逆らった浦川くんは、ほんとに立派だと思うんだ……。

引用:『漫画 君たちはどう生きるか』p89~90(同上)」

世の中のたいていの人はコペルくんのクラスメイトのように、自分の意思で動けずに、同調圧力に屈してしまいがちです。しかし浦川くんは違いました。「けんかを止めに入る」ことに伴う恐怖心に打ち克ち、自分の意思で行動を起こしたのです。組織において必要になるのは、この浦川くんのようなメンバーでありリーダーですが、なかなか彼のように行動できないのも事実です。

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最終更新:1/21(月) 7:03
サライ.jp

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